階段用語
下りてきて道路に出ると、ふり返って入り口を見た。四、五段の階段の左横にある低い壁は、その階段をつかう八つの家庭の郵便受けが掛っている。それは新たに掛けられたもので、なにもなかった昨日まで、その余白である壁は私には、格好のキャッチボール相手だった。いまや郵便受けに塞がれたことを見て取った視線は、その右に並ぶ階段に転じていた。
横幅は広いが、ちょうどストライクゾーンくらいの階高ではないか。ここにボールを投げるとどういうことになるのか。と、幼い頭は考えた。
ほぼ真横から見るので、踏面(ふみづら)はほとんど見えていない。蹴込(けこみ)部分だけが見えている。もちろん、踏面、蹴込、蹴上(けあげ)、段鼻(だんばな)などという用語を、この子供は知らない。
☆
小説を読む愉しみの一つ(ぼくにとっては大きな快楽)に、
知らない言葉に触れるという体験があると思われ、だからこそ、
一見、文学にそぐわないように映る異ジャンルの語彙が眩しく、
小説に遠心力を与えるものだと管見しているのですが、建築も
そうですよね。“建築”が美術の一領域を確固として占拠すると
体感できたのが個人的に遅かった分、建築用語は刺激的です。
引用は平出隆「日の階段――《遊歩の階段》の設計公式つき」から。
足を載せる水平の段が踏面、その先端が段鼻、段と段の間の
垂直面が蹴上、段鼻から奥まった部分が蹴込(板)となります。
蹴上も蹴込もほぼ同じではないか?と混乱しそうになりますが、
寸法的にみると、垂直方向の蹴上=蹴込板(高さ)+踏板(厚さ)。
となり、水平方向で、踏板=踏面は蹴込板に覆い被さる格好です。
参考文献:青木淳[選]『建築文学傑作選』(講談社文芸文庫)
横幅は広いが、ちょうどストライクゾーンくらいの階高ではないか。ここにボールを投げるとどういうことになるのか。と、幼い頭は考えた。
ほぼ真横から見るので、踏面(ふみづら)はほとんど見えていない。蹴込(けこみ)部分だけが見えている。もちろん、踏面、蹴込、蹴上(けあげ)、段鼻(だんばな)などという用語を、この子供は知らない。
☆
小説を読む愉しみの一つ(ぼくにとっては大きな快楽)に、
知らない言葉に触れるという体験があると思われ、だからこそ、
一見、文学にそぐわないように映る異ジャンルの語彙が眩しく、
小説に遠心力を与えるものだと管見しているのですが、建築も
そうですよね。“建築”が美術の一領域を確固として占拠すると
体感できたのが個人的に遅かった分、建築用語は刺激的です。
引用は平出隆「日の階段――《遊歩の階段》の設計公式つき」から。
足を載せる水平の段が踏面、その先端が段鼻、段と段の間の
垂直面が蹴上、段鼻から奥まった部分が蹴込(板)となります。
蹴上も蹴込もほぼ同じではないか?と混乱しそうになりますが、
寸法的にみると、垂直方向の蹴上=蹴込板(高さ)+踏板(厚さ)。
となり、水平方向で、踏板=踏面は蹴込板に覆い被さる格好です。
参考文献:青木淳[選]『建築文学傑作選』(講談社文芸文庫)
信濃池の謎
Osaka Metro 御堂筋線・なかもず駅のスタンプが謎。
調べようが悪いのか、一体、何の石碑やら、見当もつかず。
同駅は、堺市の百舌古墳群のお膝元ですから、
史跡の類も多過ぎて、情報の絞り込みように困ります。
潔く降参して、9月6日未明、大阪メトロに質問メールを送信。
9月10日(火)正午前に着信があり(知らない番号には出ません)、
折り返し、架けてみたところ、大阪メトロ・駅務課のMさん。
メールでの回答をお願いしていたのですが、電話での回答。
駅スタンプに描かれている石碑は、なかもず駅近くに在る
信濃(しんのう)池に設置されている何らかの石碑である、と。
スタンプにも見える石碑の名称については、何と書かれているか
不明……結局、何もわかっていないばかりか、本当に信頼できる
情報なのか、ソースも明かされていないため、疑問符が付きます。
谷町線・太子橋今市駅のスタンプ同様、実況検分が必要となりそう。
なかもずと言えば、第5回「文学フリマ大阪」(2017年9月18日)まで
会場となっていた「堺市産業振興センター」が近かったのですが、
第6回から天満橋の方の会場に移っています。今年は9月8日の開催
……ぼんやりと、縁遠くなっている同人のことなどを気に懸けながら、
「カンテ・グランデ」中津本店で、タンドリー・チキンとカレーを食し、
デザートにゴータマ・ショコラとチャイ・フロートを頂き、涼む午後でした。
調べようが悪いのか、一体、何の石碑やら、見当もつかず。
同駅は、堺市の百舌古墳群のお膝元ですから、
史跡の類も多過ぎて、情報の絞り込みように困ります。
潔く降参して、9月6日未明、大阪メトロに質問メールを送信。
9月10日(火)正午前に着信があり(知らない番号には出ません)、
折り返し、架けてみたところ、大阪メトロ・駅務課のMさん。
メールでの回答をお願いしていたのですが、電話での回答。
駅スタンプに描かれている石碑は、なかもず駅近くに在る
信濃(しんのう)池に設置されている何らかの石碑である、と。
スタンプにも見える石碑の名称については、何と書かれているか
不明……結局、何もわかっていないばかりか、本当に信頼できる
情報なのか、ソースも明かされていないため、疑問符が付きます。
谷町線・太子橋今市駅のスタンプ同様、実況検分が必要となりそう。
なかもずと言えば、第5回「文学フリマ大阪」(2017年9月18日)まで
会場となっていた「堺市産業振興センター」が近かったのですが、
第6回から天満橋の方の会場に移っています。今年は9月8日の開催
……ぼんやりと、縁遠くなっている同人のことなどを気に懸けながら、
「カンテ・グランデ」中津本店で、タンドリー・チキンとカレーを食し、
デザートにゴータマ・ショコラとチャイ・フロートを頂き、涼む午後でした。
さくらねこ

南の端っこ、あのギリシア神殿風の異観で
よく知られていた「足立宝石店」(2011年
閉店)の跡地――ぼちぼちと、再開発が
進められていますが、その工事中の養生幕に
公共財団法人「どうぶつ基金」の展開する
「さくらねこ」事業のPRが載っており、日夜
通勤の際に、否が応でも、目に飛び込んで
くるのです。猫に不妊手術を施すことにより、
殺処分ゼロを実現しようとの目的。手術済みの目印として、V字形にカットされた耳先
=さくら耳を持つ猫が、「さくらねこ」と呼ばれています。動物愛護思想がどうのと
いったことでなく、ぼくが思いを馳せるのは、梶井基次郎の夢の続きですけれども。
☆
猫の耳というものはまことに可笑(おか)しなものである。薄べったくて、冷たくて、竹の子の皮のように、表には絨毛が生えていて、裏はピカピカしている。硬いような、柔らかいような、なんともいえない一種特別の物質である。私は子供のときから、猫の耳というと、一度「切符切り」でパチンとやって見たくて堪(たま)らなかった。これは残酷な空想だろうか?
否。全く猫の耳の持っている一種不可思議な示唆力によるものである。私は、家へ来たある謹厳な客が、隣へあがって来た仔猫の耳を、話をしながら、しきりに抓(つね)っていた光景を忘れることが出来ない。
(梶井基次郎「愛撫」)
参考文献:彩図社文芸部 編纂『文豪たちが書いた 「猫」の名作短編集』(彩図社)
tag : 小説
青木淳悟
建築家の青木淳(1956~)の選んだ 『建築文学選』は、
ぼくのように文学好き、かつ(近代)建築好きにとって
何とも堪らない、狂おしい好著たり得る訳なのです。
どれもが建築文学の傑作と言えるかどうかは、別にして、
明確な一つの指標が全編を貫いていると感じ取れることが
非常に心地良く、最も“文学”らしさに打ち震えたのが
青木自身の解説だったことも、何かしらの天啓のように覚えます。
10編中、最も唸らされたのは、青木淳悟の「ふるさと以外の
ことは知らない」でして、論理的に明晰な散文を目指しているようで、
どこかとぼけたような視点のずれて行き方が、ユーモラスですらあり。
鍵や道路、保険について語りながら、現代人の「家」を描写する力業。
☆
さらにいえば鍵の管理とはどこか家庭の掌握とでもいうべきものに通じていはしないか。もちろんそれを住居の鍵だと限定したうえで——というのも、一般に見られる鍵の保管方法としては複数の鍵がまとめておかれる傾向にあるが、とくに性格の似て非なる車のキーをそこから省いておきたいのである。車のキーでドアにロックはかかるとしても、そもそも車で家を離れられてしまってはこまる。たとえばまだまったくの親がかりである子どもが親の車を乗りまわして深夜まで遊び興じている状態などを想像すると、家庭とはつまり場所なのだ、という認識が深まる。ましてその車にしてからが、近所に車両保管場所がなければ車庫証明は下りず取得は許可されないというのだから、車を持つにしろ持たないにしろ家庭生活を送るには決まった住所が、つまりは家が必要になる。その出入り口には必ずや施錠可能な扉があり、住居の鍵はそこに住む人間の生命や財産、プライバシーを守るものだ。
☆
家にある保管書類を参照しても実態的な家族の生活ぶりまではうかがい知れない。生命保険の証書にようやく長男の名前を発見したところだ。本人加入の生命保険と親の生命保険の受取人としての記名である。また意外なところでは家の車の任意保険が規定する保険の適用範囲のうちに長男の存在が認められる。約款と照らしあわせつつ契約内容を見てみると、父親を被保険者とするその保険には「子ども特約」だの「ファミリーバイク特約」だのが付帯されていて、そこには同居の次男ばかりか長男も「別居の未婚の子」として入っている。たとえ子どもが別居していようが三十間近であろうが既婚でなければ親世帯の一員のように扱われるということだ。ただしそれはあくまでも保険上のことであって、ファミリーカーとしての自家用車が家族をまとめ上げている、というわけではないだろう。ファミリーバイクといったところでこの家にバイクはない。つまりそれは長男のバイクのための保険だった。
☆
それでもT字路の角が隅切りされている、つまり一番手前側の公道に面する角敷地に建つ二軒の塀の角が斜め四十五度になっているのは、車両の進入を想定しているなによりの証拠だ。ある法規によれば「敷地の隅を頂点とする長さ二メートルの底辺を有する二等辺三角形の部分を道路上に整備しなければならない」というその「二等辺三角形」の空きスペースには、内輪差を生みながら曲がってくるトラックの姿が重なって見える。
☆
母親がいうには、保険証書に「二一歳未満不担保」とある通り、自分より年下の人間に臨時運転も代理運転もさせてはならない。車の使用目的が「日常・レジャー等」になっているから通勤通学には使えない。年間走行距離はなるべく一万二千キロ以下に——というのも、それは年間保険料の額に直接反映されるからだ。加入して何十年になる保険はいわゆる無傷な状態で、無事故等級が最上位の二〇、保険料率はいまやマイナス六〇パーセントである。等級が下がる、すなわち翌年の保険料がアップするような事故はいままで一度も起こしていない。これからもその等級を下げないためには、年一回の事故までという条件のもとで保険自体を保障する「等級プロテクト特約」をつけるべきか、あるいはやはり軽い物損事故程度なら自分で処理してしまうべきか。へこみ、こすり傷などはこれまでもすべて自己負担で直してきた。
参考文献:青木淳[選]『建築文学傑作選』(講談社文芸文庫)
ぼくのように文学好き、かつ(近代)建築好きにとって
何とも堪らない、狂おしい好著たり得る訳なのです。
どれもが建築文学の傑作と言えるかどうかは、別にして、
明確な一つの指標が全編を貫いていると感じ取れることが
非常に心地良く、最も“文学”らしさに打ち震えたのが
青木自身の解説だったことも、何かしらの天啓のように覚えます。
10編中、最も唸らされたのは、青木淳悟の「ふるさと以外の
ことは知らない」でして、論理的に明晰な散文を目指しているようで、
どこかとぼけたような視点のずれて行き方が、ユーモラスですらあり。
鍵や道路、保険について語りながら、現代人の「家」を描写する力業。
☆
さらにいえば鍵の管理とはどこか家庭の掌握とでもいうべきものに通じていはしないか。もちろんそれを住居の鍵だと限定したうえで——というのも、一般に見られる鍵の保管方法としては複数の鍵がまとめておかれる傾向にあるが、とくに性格の似て非なる車のキーをそこから省いておきたいのである。車のキーでドアにロックはかかるとしても、そもそも車で家を離れられてしまってはこまる。たとえばまだまったくの親がかりである子どもが親の車を乗りまわして深夜まで遊び興じている状態などを想像すると、家庭とはつまり場所なのだ、という認識が深まる。ましてその車にしてからが、近所に車両保管場所がなければ車庫証明は下りず取得は許可されないというのだから、車を持つにしろ持たないにしろ家庭生活を送るには決まった住所が、つまりは家が必要になる。その出入り口には必ずや施錠可能な扉があり、住居の鍵はそこに住む人間の生命や財産、プライバシーを守るものだ。
☆
家にある保管書類を参照しても実態的な家族の生活ぶりまではうかがい知れない。生命保険の証書にようやく長男の名前を発見したところだ。本人加入の生命保険と親の生命保険の受取人としての記名である。また意外なところでは家の車の任意保険が規定する保険の適用範囲のうちに長男の存在が認められる。約款と照らしあわせつつ契約内容を見てみると、父親を被保険者とするその保険には「子ども特約」だの「ファミリーバイク特約」だのが付帯されていて、そこには同居の次男ばかりか長男も「別居の未婚の子」として入っている。たとえ子どもが別居していようが三十間近であろうが既婚でなければ親世帯の一員のように扱われるということだ。ただしそれはあくまでも保険上のことであって、ファミリーカーとしての自家用車が家族をまとめ上げている、というわけではないだろう。ファミリーバイクといったところでこの家にバイクはない。つまりそれは長男のバイクのための保険だった。
☆
それでもT字路の角が隅切りされている、つまり一番手前側の公道に面する角敷地に建つ二軒の塀の角が斜め四十五度になっているのは、車両の進入を想定しているなによりの証拠だ。ある法規によれば「敷地の隅を頂点とする長さ二メートルの底辺を有する二等辺三角形の部分を道路上に整備しなければならない」というその「二等辺三角形」の空きスペースには、内輪差を生みながら曲がってくるトラックの姿が重なって見える。
☆
母親がいうには、保険証書に「二一歳未満不担保」とある通り、自分より年下の人間に臨時運転も代理運転もさせてはならない。車の使用目的が「日常・レジャー等」になっているから通勤通学には使えない。年間走行距離はなるべく一万二千キロ以下に——というのも、それは年間保険料の額に直接反映されるからだ。加入して何十年になる保険はいわゆる無傷な状態で、無事故等級が最上位の二〇、保険料率はいまやマイナス六〇パーセントである。等級が下がる、すなわち翌年の保険料がアップするような事故はいままで一度も起こしていない。これからもその等級を下げないためには、年一回の事故までという条件のもとで保険自体を保障する「等級プロテクト特約」をつけるべきか、あるいはやはり軽い物損事故程度なら自分で処理してしまうべきか。へこみ、こすり傷などはこれまでもすべて自己負担で直してきた。
参考文献:青木淳[選]『建築文学傑作選』(講談社文芸文庫)
駅スタンプ[経過報告](2)
ジョーダン・ピール監督の新作で描かれた the Tethered は
地下鉄跡や廃坑など、地下に居住しているという設定でしたが、
ぼくも地下世界の住民なので、地下鉄が好きです……というのは嘘。
真夏日の日差しや激しい夕立などと無縁なのは良いですけれども、
9月5日(木)、「国立文楽劇場」からの帰り、4~5時間ばかり
Osaka Metro に乗って、駅スタンプを集めていました。夕刻から
激しい雨模様だったと後に聞きましたが、全く、気付きませんでした。
押印した駅スタンプは以下のとおり。凡例は前回を参照してください。
☆
K18 恵美須町(内)[ビリケンさん]
K20 天下茶屋(内)[天下茶屋跡]……堺筋線(K)の終点。
K16/N16 長堀橋(内)[「クリスタ長堀」滝の広場/長堀橋と大阪市電]
……形状から、“滝の広場”と推測。ただ、心斎橋駅の方が近くてねえ。
ともあれ、堺筋線(K)は全10駅をコンプリートしました。
N17 松屋町(内)[五月人形]
N19 玉造(内)[真田幸村]
N21 大阪ビジネスパーク(内)[大阪城ホール]……あまり上から見ない。
N22 京橋(外)[新京橋商店街“真実の口”]……京橋らしくて、好き。
フォトジェニックというか、恵美須町のビリケンさん並みにスタンプ映え。
N27 門真南(内)[大阪府立門真スポーツセンター]
……旧称「なみはやドーム」。門真南駅は長堀鶴見緑地線(N)の終点。
N23/I18 蒲生四丁目(内)[木蓮/栄照寺]……大阪市城東区の花
“モクレン”説が濃厚なのだけれど、図案がそう見えなくて。
「栄照寺」は“城東区のモダン寺”と呼ばれているそうな。
I17 関目成育(内)[関目発祥之地]……上りと下りのホームが別階層!
I16 新森古市(内)[森小路遺跡]
I15 清水(内)[八幡大神宮]
I14/T13 太子橋今市(内/内)[旭通商店街/今市商店街?]
……アーケードの形状がどうも、意図不明。赤ずきん? それとも全くの別物?
T14 千林大宮(内)[大宮神社]
T15 関目高殿(内)[大阪市立旭図書館]
T16 野江内代(内)[内代公園の棕櫚]
T17 都島(外)[鵺塚]……妖怪好きは一度詣でるべきかな。
T29 文の里(内)[大阪市立工芸高等学校・大阪市立デザイン教育研究所]
……大阪市立デザイン教育研究所が、駅スタンプとスタンプ帳も作成。
地下鉄跡や廃坑など、地下に居住しているという設定でしたが、
ぼくも地下世界の住民なので、地下鉄が好きです……というのは嘘。
真夏日の日差しや激しい夕立などと無縁なのは良いですけれども、
9月5日(木)、「国立文楽劇場」からの帰り、4~5時間ばかり
Osaka Metro に乗って、駅スタンプを集めていました。夕刻から
激しい雨模様だったと後に聞きましたが、全く、気付きませんでした。
押印した駅スタンプは以下のとおり。凡例は前回を参照してください。
☆
K18 恵美須町(内)[ビリケンさん]
K20 天下茶屋(内)[天下茶屋跡]……堺筋線(K)の終点。
K16/N16 長堀橋(内)[「クリスタ長堀」滝の広場/長堀橋と大阪市電]
……形状から、“滝の広場”と推測。ただ、心斎橋駅の方が近くてねえ。
ともあれ、堺筋線(K)は全10駅をコンプリートしました。
N17 松屋町(内)[五月人形]
N19 玉造(内)[真田幸村]
N21 大阪ビジネスパーク(内)[大阪城ホール]……あまり上から見ない。
N22 京橋(外)[新京橋商店街“真実の口”]……京橋らしくて、好き。
フォトジェニックというか、恵美須町のビリケンさん並みにスタンプ映え。
N27 門真南(内)[大阪府立門真スポーツセンター]
……旧称「なみはやドーム」。門真南駅は長堀鶴見緑地線(N)の終点。
N23/I18 蒲生四丁目(内)[木蓮/栄照寺]……大阪市城東区の花
“モクレン”説が濃厚なのだけれど、図案がそう見えなくて。
「栄照寺」は“城東区のモダン寺”と呼ばれているそうな。
I17 関目成育(内)[関目発祥之地]……上りと下りのホームが別階層!
I16 新森古市(内)[森小路遺跡]
I15 清水(内)[八幡大神宮]
I14/T13 太子橋今市(内/内)[旭通商店街/今市商店街?]
……アーケードの形状がどうも、意図不明。赤ずきん? それとも全くの別物?
T14 千林大宮(内)[大宮神社]
T15 関目高殿(内)[大阪市立旭図書館]
T16 野江内代(内)[内代公園の棕櫚]
T17 都島(外)[鵺塚]……妖怪好きは一度詣でるべきかな。
T29 文の里(内)[大阪市立工芸高等学校・大阪市立デザイン教育研究所]
……大阪市立デザイン教育研究所が、駅スタンプとスタンプ帳も作成。
the Tethered

Jordan Peele 監督の2作目『Us』を鑑賞しました。
アカデミー賞・脚本賞を獲得した第1作『GET OUT』
(2017)も凄かったのですが、第2作も期待を裏切らず。
やはり、ホラーの仮面を被った全くの別物という構造、
どちらかと言えば、社会的・政治的なメッセージが
強いだろうという……エンタメなんですけれども。通常、
ジャンル映画としてのホラーで、ドッペルゲンガーを
持ち出されるとなると、私的な妄想に堕してしまい、
内に籠もってしまうパターンが大半でしょうに、“Us”と
複数ですから、外に開かれ、矢継ぎ早にアクションが
展開され、間然とするところなく。しかも、この“Us”は
“U.S.”=United States も意味していますねえ。主人公・アデレード一家の前に
現れたレッド一家(地下から現れたクローン人間らは、皆、赤い服を着ています)が、
何者かと問われて、「アメリカ人」と答えていますし。前作が鋭く抉った人種差別
以上に、今回、俎上に載せられているのは、貧困問題です。1986年の公開イベント
「Hands Across America」が痛烈な皮肉とともに取り上げられ、米国を分断する
貧困問題を浮かび上がらせています。地下に追いやられた the Tethered は
安穏と暮らす富裕層(映画内ではプチブル・レベルに留まりますが)の裏返しであり、
小市民もまた、いつ、セーフティ・ネットからこぼれ落ち、貧困層に身を転じるか、
わからない世の中ですから。テザード=“鎖に結び付けられた者”とは、地上に生き、
地下に生きる者も実際のところ、一蓮托生といった意味合いで、自分らの安寧を
守るとあらば、テザードを殺しまくるアデレード一家の方こそ、恐怖の対象である、と
いった見方さえ可能です(それ故、ラストの衝撃も論理的には正当化され得ます)。
“魂”を持たないと決め付けたのは誰? そういう境涯に追い込んだのは何者?
誰かが幸せになる代わりに、誰かが地獄に落ちる……そんな社会システムは駄目
でしょ。しかも、本物の富裕層はそのシステムの外部にいるのでは?という疑惑。
☆
マイケル・ジャクソン「Thriller」のTシャツや、警察を呼ぼうとして音声アシスタント
オフィーリア(Amazonで言えば「Alexa」)に呼びかけると、N.W.A.「Fuck Tha
Police」が流れるなど、音楽的な小ネタも満載で楽しいのですが、ぐっと来たのが
劇中、何度も繰り返される Luniz「I Got 5 On It」(1995)でして、メロウなG-
ファンクは最高! ぶつ切りにされたモチーフが、クライマックスのフラッシュバック
(血みどろのシーンとバレエ)でも緊張感をもって煽り……もう20年以上も昔なのか。
第422回 鑑賞会
9月5日(木)、大阪市・日本橋の「国立文楽劇場」に出掛けます。
Osaka Metro ・堺筋線だと、扇町から直通なので、快適です。
正午過ぎに到着したので、「マイティ・ルゥ」のチキン・カレーを頂きました。
BGMに、Rick James の「Mary Jane」、JBの「The Payback」――
昼間っから、どうよ?という選曲が素敵。満席になったカウンターを辞して、
劇場へ戻ると、小ホールへ続くエレベーター前には、既に行列が出来て
いましたが、時刻はまだ13時前。14時から第422回「公演記録鑑賞会」。
今回の演目は歌舞伎と文楽。歌舞伎は「假名手本忠臣蔵」八段目=
道行旅路の嫁入(昭和49年12月)。歌舞伎とは言っても、文楽座も出演。
義太夫狂言ですから、人形と生身の肉体を持つ役者との本質的な差異が
明瞭に浮かび上がり、(地上的な意味合いで)リアルであることの追求は、
何かしらの不純を呼び寄せて、本当に大事なことを閑却してしまうのでは?
一度、抽象化の波を潜り抜けている人形だから、良いのだと思います。
少なくとも、現在のぼくにとって、歌舞伎は緩く、人形浄瑠璃の方が肌に
合うようです。続く文楽は、内容上、九段目に該当する「碁盤太平記」
山科閑居の段(昭和55年2月)。脚本の理不尽さは、近松門左衛門が
手掛けてすら、噴飯物(寺岡平右衛門の扱いや、由良之介・妻と母の自害)
でして、「11月文楽公演」の予習のつもりでいても、「仮名手本忠臣蔵」とは
平右衛門の役回りが異なっているので、若干、混乱してしまうやもしれず。
寺岡平右衛門(碁盤太平記)=早野勘平+加古川本蔵(仮名手本忠臣蔵)かな。
おっと、口を語っていたのは、当時の豊竹英太夫(現・呂太夫)でしたよ。
Osaka Metro ・堺筋線だと、扇町から直通なので、快適です。
正午過ぎに到着したので、「マイティ・ルゥ」のチキン・カレーを頂きました。
BGMに、Rick James の「Mary Jane」、JBの「The Payback」――
昼間っから、どうよ?という選曲が素敵。満席になったカウンターを辞して、
劇場へ戻ると、小ホールへ続くエレベーター前には、既に行列が出来て
いましたが、時刻はまだ13時前。14時から第422回「公演記録鑑賞会」。
今回の演目は歌舞伎と文楽。歌舞伎は「假名手本忠臣蔵」八段目=
道行旅路の嫁入(昭和49年12月)。歌舞伎とは言っても、文楽座も出演。
義太夫狂言ですから、人形と生身の肉体を持つ役者との本質的な差異が
明瞭に浮かび上がり、(地上的な意味合いで)リアルであることの追求は、
何かしらの不純を呼び寄せて、本当に大事なことを閑却してしまうのでは?
一度、抽象化の波を潜り抜けている人形だから、良いのだと思います。
少なくとも、現在のぼくにとって、歌舞伎は緩く、人形浄瑠璃の方が肌に
合うようです。続く文楽は、内容上、九段目に該当する「碁盤太平記」
山科閑居の段(昭和55年2月)。脚本の理不尽さは、近松門左衛門が
手掛けてすら、噴飯物(寺岡平右衛門の扱いや、由良之介・妻と母の自害)
でして、「11月文楽公演」の予習のつもりでいても、「仮名手本忠臣蔵」とは
平右衛門の役回りが異なっているので、若干、混乱してしまうやもしれず。
寺岡平右衛門(碁盤太平記)=早野勘平+加古川本蔵(仮名手本忠臣蔵)かな。
おっと、口を語っていたのは、当時の豊竹英太夫(現・呂太夫)でしたよ。
駅スタンプ[経過報告](1)
集めるつもりはなかった駅スタンプ……でしたが、駅スタンプ帳が
手に入ってからというもの、じわじわと押して回っているのでした。
以下に、現時点での履歴を記します。頭に駅番号(路線名もわかります)。
駅名の次の( )内は、駅長室が改札内に在るか、改札の外に在るか――
路線によって駅長室が分かれ、さらに内外が異なる時は、記載の駅番号順。
[ ]内は駅スタンプのランドマーク。一見してわからないものは、ネット検索
――こちらも、駅スタンプが複数ある場合は、記載の駅番号(路線)順。
☆
8月13日(火)
T21/K13 南森町(内)[天神橋筋商店街の御迎人形/天神祭の御迎船]
T20 東梅田(外)[HEP FIVE の観覧車]
M16 梅田(内)[梅田駅構内]
M13 新大阪(内)[新幹線]
M15 中津(内)[梅田スカイビル]……「空中庭園」までは正直、結構歩きます。
大阪人でないと伝わりにくい、その梅田までの微妙な“遠さ”こそ、中津駅です。
8月16日(金)
K12 扇町(外)[関西テレビ]
K17/S17 日本橋(内)[文楽人形/黒門市場]
S16/M20 なんば(内)[法善寺/戎橋とグリコの看板]
T19 中崎町(内)[大阪能楽会館]……リニューアル前の駅スタンプを踏襲?!
既に無い建築物件のシンボルのみというのは不親切。閉館を知らなかったのかも。
T27/M23 天王寺(内)[大阪市立美術館/あべのハルカス]
M11 江坂(内)[江坂神社]
8月17日(土)
T18/K11 天神橋筋六丁目(内)[天神橋筋商店街/天神橋筋商店街]
……いずれもアーケード。図案違いとはいえ、もう少し、差別化してほしかった。
Y15 なんば(外)[なんばHatch]
S15 桜川(内)[道頓堀川]……たぶん、「幸橋」の上から。
8月18日(日)
T25/S18 谷町九丁目(外)[生國魂神社/新歌舞伎座]……単なる鳥居に非ず。
I20/C20 緑橋(内/外)[白山神社と銀杏/白山神社と銀杏]
C19/N20 森ノ宮(内)[大阪城/大阪城]
N15/M19 心斎橋(内/内)[心斎橋/心斎橋筋商店街]
Y13/C16/M18
本町(内/内/内)[坐摩神社の御神紋“鷺丸”/船場センタービル/北御堂]
C17/K15 堺筋本町(外)[大阪国際ビルディング/本町橋]
K14 北浜(内)[道修町「神農祭」の神虎]
T22 天満橋(内)[天満橋]……2つの星は“天の川伝説”に絡めたのか?
T24/N18 谷町六丁目(内/外)[玉造稲荷神社/谷町六丁目駅のデザイン・
テーマ=「寺と神社」]……長堀鶴見緑地線各駅が有する元々の意匠から。
N14 西大橋(内)[初世中村雁治郎生誕の地]
N13/S14 西長堀(外/内)[土佐稲荷神社/大阪市立図書館]
……「あみだ池」の和光寺ではなさげ。桜は確認できても、唐破風が見えず。
8月20日(火)
M14 西中島南方(内)[淀川]……中津と同じセンス。一定の距離を置いた上で、
梅田を眺め遣る感じ。嫌いではないです。『グレート・ギャツビー』的な感傷。
M12 東三国(外)[蒲田神社]
8月30日(金)
M21/Y16 大国町(外)[今宮戎神社/えべっさん]
M22/K19 動物園前(外)[天王寺動物園/ライオン]……ライオン=動物園?
M30 なかもず(内)[?]……石碑、記念碑のようですけれども、現在不明。
考えあぐねた時は、素直に、Osaka Metro に問い合わせてみる、と。
M17 淀屋橋(内)[3代目・大阪市庁舎]……先代です。何故のアナクロニズム?
C18/T23 谷町四丁目(内)[大阪歴史博物館/大阪府庁舎]
手に入ってからというもの、じわじわと押して回っているのでした。
以下に、現時点での履歴を記します。頭に駅番号(路線名もわかります)。
駅名の次の( )内は、駅長室が改札内に在るか、改札の外に在るか――
路線によって駅長室が分かれ、さらに内外が異なる時は、記載の駅番号順。
[ ]内は駅スタンプのランドマーク。一見してわからないものは、ネット検索
――こちらも、駅スタンプが複数ある場合は、記載の駅番号(路線)順。
☆
8月13日(火)
T21/K13 南森町(内)[天神橋筋商店街の御迎人形/天神祭の御迎船]
T20 東梅田(外)[HEP FIVE の観覧車]
M16 梅田(内)[梅田駅構内]
M13 新大阪(内)[新幹線]
M15 中津(内)[梅田スカイビル]……「空中庭園」までは正直、結構歩きます。
大阪人でないと伝わりにくい、その梅田までの微妙な“遠さ”こそ、中津駅です。
8月16日(金)
K12 扇町(外)[関西テレビ]
K17/S17 日本橋(内)[文楽人形/黒門市場]
S16/M20 なんば(内)[法善寺/戎橋とグリコの看板]
T19 中崎町(内)[大阪能楽会館]……リニューアル前の駅スタンプを踏襲?!
既に無い建築物件のシンボルのみというのは不親切。閉館を知らなかったのかも。
T27/M23 天王寺(内)[大阪市立美術館/あべのハルカス]
M11 江坂(内)[江坂神社]
8月17日(土)
T18/K11 天神橋筋六丁目(内)[天神橋筋商店街/天神橋筋商店街]
……いずれもアーケード。図案違いとはいえ、もう少し、差別化してほしかった。
Y15 なんば(外)[なんばHatch]
S15 桜川(内)[道頓堀川]……たぶん、「幸橋」の上から。
8月18日(日)
T25/S18 谷町九丁目(外)[生國魂神社/新歌舞伎座]……単なる鳥居に非ず。
I20/C20 緑橋(内/外)[白山神社と銀杏/白山神社と銀杏]
C19/N20 森ノ宮(内)[大阪城/大阪城]
N15/M19 心斎橋(内/内)[心斎橋/心斎橋筋商店街]
Y13/C16/M18
本町(内/内/内)[坐摩神社の御神紋“鷺丸”/船場センタービル/北御堂]
C17/K15 堺筋本町(外)[大阪国際ビルディング/本町橋]
K14 北浜(内)[道修町「神農祭」の神虎]
T22 天満橋(内)[天満橋]……2つの星は“天の川伝説”に絡めたのか?
T24/N18 谷町六丁目(内/外)[玉造稲荷神社/谷町六丁目駅のデザイン・
テーマ=「寺と神社」]……長堀鶴見緑地線各駅が有する元々の意匠から。
N14 西大橋(内)[初世中村雁治郎生誕の地]
N13/S14 西長堀(外/内)[土佐稲荷神社/大阪市立図書館]
……「あみだ池」の和光寺ではなさげ。桜は確認できても、唐破風が見えず。
8月20日(火)
M14 西中島南方(内)[淀川]……中津と同じセンス。一定の距離を置いた上で、
梅田を眺め遣る感じ。嫌いではないです。『グレート・ギャツビー』的な感傷。
M12 東三国(外)[蒲田神社]
8月30日(金)
M21/Y16 大国町(外)[今宮戎神社/えべっさん]
M22/K19 動物園前(外)[天王寺動物園/ライオン]……ライオン=動物園?
M30 なかもず(内)[?]……石碑、記念碑のようですけれども、現在不明。
考えあぐねた時は、素直に、Osaka Metro に問い合わせてみる、と。
M17 淀屋橋(内)[3代目・大阪市庁舎]……先代です。何故のアナクロニズム?
C18/T23 谷町四丁目(内)[大阪歴史博物館/大阪府庁舎]
追想の「欧風軒」

でしたか(面接が同年1月8日)。当初は一時
しのぎの気分で、ON/OFFの切り替えも楽
だったように思います。休憩時間には、何を
思い煩うでもなく、近場の大阪駅前ビルや
曽根崎、兎我野町まで足を延ばしていました。
大阪駅前ビルのフロア・マップを眺めるだけで
懐かしくなってしまいます。しかし、第3、4ビル
と第1ビルの公式サイトは、制作が異なるよう
に見えるし、第2ビルはホームページ自体が見つからないし……大人の事情かな。
☆
9月3日(火)、久方ぶりに大阪駅前第4ビルB2Fのグリル「欧風軒」を利用しました。
昔、オムライスに凝って、食べ歩きしていた時代も思い出して、オムライス・セットに
ハンバーグをトッピング。何ということはない、日常使いでほっとさせられる美味しさ。
ハンバーグもオムライスも、料理人がちゃんと丁寧に作っているという優しい味わい
です。わざわざ食べに行こうという助平心とは無縁の、落ち着いたグリル。揚げ物が
多いのは、周辺のサラリーマンに合わせてでしょうか。ゆったりとした気分になって、
同じフロアの喫茶「愛」も訪れました。(“平成”ですらなく)“昭和”でストップしたか
のような内装、ムードは以前と変わらず。ホット・ケーキや珈琲もしみじみと美味。
tag : おやつ
T22 天満橋(承前)
あれだけの熱意をもって、百葉箱の行方を
調べてくれたOsaka Metro・谷町線の天満橋
駅ならば、百葉箱を撤去したままの状態では
捨て置かないだろう、という読みが働きました。
乗降客の行き来するホームには置けない、そう
なると……その日の夜、「天満天神繁昌亭」を
出ると、谷町線・南森町から天満橋へ。緑橋
駅の百葉箱の退避場所をイメージしながら、
天満橋駅のホーム端を探索。ホームの北側の
外れ、やはり、立入禁止の柵の向こう側に
百葉箱が見つかりました。ちゃんと見える場所まで
移動してくれたようで、ありがとうございます!と多謝。
前回は持っていなかった駅スタンプ帳も持参していたので、
A階段を上がり、北改札前の駅長室で改めてスタンプを押しました。

調べてくれたOsaka Metro・谷町線の天満橋
駅ならば、百葉箱を撤去したままの状態では
捨て置かないだろう、という読みが働きました。
乗降客の行き来するホームには置けない、そう
なると……その日の夜、「天満天神繁昌亭」を
出ると、谷町線・南森町から天満橋へ。緑橋
駅の百葉箱の退避場所をイメージしながら、
天満橋駅のホーム端を探索。ホームの北側の
外れ、やはり、立入禁止の柵の向こう側に
百葉箱が見つかりました。ちゃんと見える場所まで
移動してくれたようで、ありがとうございます!と多謝。
前回は持っていなかった駅スタンプ帳も持参していたので、
A階段を上がり、北改札前の駅長室で改めてスタンプを押しました。