北斎のスピード
9月20日(金)、遅めのランチを「カンテ・グランデ」中津本店で。
タンドリー定食の後、ゴータマ・ショコラとホット・チャイも頂きました。
美味しいチャイは何杯でも飲めますし、まったりと落ち着けるのです。
ところで、前週、「大阪市立美術館」で鑑賞した「浮世絵コレクション」、
後半に至って閉館のアナウンスに急かされたせいか、釈然とせず、
もやもやした気分。そこで、随分前から購入したまま放置していた
『死ぬまでに見ておきたい日本の文化 葛飾北斎傑作選
DVD付きBOOK』を唐突に掘り出して、観てみたのですが……
当然ながら、DVDに限らず、画集でも同じことですが、原寸ではない。
常にリアルなサイズを想定しながら、鑑賞しなければならないのは
宿命的な“差異”と映ります。大画面で見たにせよ、どの作品も一律、
同サイズで展開されるのは、想像以上に辟易させられます。BGMで
誤魔化せるものではないでしょう。あと、もう一つの問題が、時間。
北斎作品・約500点を1枚のDVDに収録したのは、非常に経済的
とはいえ、再生時間=約64分というのが、無茶ですね。単純計算で
1点当たりの作品に約7秒強の鑑賞時間。絵を観るという行為は、
何が描かれているかを一覧するという判断とは、全く異なるので。
その昔、発行されていたシェークスピアや夏目漱石の全作品を
一冊にまとめました~的な書籍と同様、実はビギナー向けでなく、
研究者がインデックス代わりに使えたりするのか? とも考えてみた
訳ですけれど、チャプターも付いていないようだし、垂れ流し状態だし、
せめて、テーマ別、年代別に作品を整理して見せるなどしてくれれば。
何をもって「傑作」なのか? DVDには編集者の意志が感じられません。
参考文献:『葛飾北斎傑作選 DVD付きBOOK』(宝島社)
タンドリー定食の後、ゴータマ・ショコラとホット・チャイも頂きました。
美味しいチャイは何杯でも飲めますし、まったりと落ち着けるのです。
ところで、前週、「大阪市立美術館」で鑑賞した「浮世絵コレクション」、
後半に至って閉館のアナウンスに急かされたせいか、釈然とせず、
もやもやした気分。そこで、随分前から購入したまま放置していた
『死ぬまでに見ておきたい日本の文化 葛飾北斎傑作選
DVD付きBOOK』を唐突に掘り出して、観てみたのですが……
当然ながら、DVDに限らず、画集でも同じことですが、原寸ではない。
常にリアルなサイズを想定しながら、鑑賞しなければならないのは
宿命的な“差異”と映ります。大画面で見たにせよ、どの作品も一律、
同サイズで展開されるのは、想像以上に辟易させられます。BGMで
誤魔化せるものではないでしょう。あと、もう一つの問題が、時間。
北斎作品・約500点を1枚のDVDに収録したのは、非常に経済的
とはいえ、再生時間=約64分というのが、無茶ですね。単純計算で
1点当たりの作品に約7秒強の鑑賞時間。絵を観るという行為は、
何が描かれているかを一覧するという判断とは、全く異なるので。
その昔、発行されていたシェークスピアや夏目漱石の全作品を
一冊にまとめました~的な書籍と同様、実はビギナー向けでなく、
研究者がインデックス代わりに使えたりするのか? とも考えてみた
訳ですけれど、チャプターも付いていないようだし、垂れ流し状態だし、
せめて、テーマ別、年代別に作品を整理して見せるなどしてくれれば。
何をもって「傑作」なのか? DVDには編集者の意志が感じられません。
参考文献:『葛飾北斎傑作選 DVD付きBOOK』(宝島社)
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術