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ラリー完走

2019_11_03_観劇ラリー 11月3日(日)16時から、「国立文楽
 劇場
」にて、「十一月文楽公演」の
 第2部を鑑賞。「仮名手本忠臣蔵
 八段目から十一段目まで、全段を
 聴き終えることとなります。国立文楽
 劇場開場35周年記念として、3回に
 分けてではありますが、忠臣蔵の
 “通し公演”が実現した訳です。
 全段(3公演)上演に際して、「仮名
手本忠臣蔵観劇ラリー
」を全て完走した観客には、特製手ぬぐいをプレゼント。
ぼくも3公演分のチケットを持って並びました。イラストは桐竹勘十郎! 八段目は
道行旅路の嫁入義経千本桜」道行初音旅妹背山婦女庭訓」道行恋苧環
と合わせて、三大道行と呼ばれているようです(今回で、三大道行もコンプリート)。
小浪は六代目竹本錣太夫・襲名が決まった竹本津駒太夫、戸無瀬は竹本織太夫。
九段目=雪転(こか)しの段、山科閑居の段で、吉田玉男の遣う大星由良助が登場
しますが、山科閑居の段の実際の主役は加古川本蔵ですよねえ。由良助は、もう
ちょっと、何とかしてやれんのか?と突っ込みたくなるので、確かに難しい役どころ。
加古川本蔵を遣うは桐竹勘十郎。因みに、前段から妻・戸無瀬を吉田和生(娘・
小浪は吉田一輔)が遣っているので、舞台上が贅沢に見えてきます。十段目=
天河屋の段は、大正6年(1917)以来102年ぶりに、原作どおりの形での上演。
野澤錦糸の復曲。丁稚・伊吾の振る舞いが笑えます。しかし、長持の中から現れる
由良助……やり過ぎだろうと思いつつ、その(地味な)けれん味も嫌いではないです
けれども。十一段目=花水橋引揚の段/光明寺焼香の段は、一日での通し公演
でなく、3回に分け、時間的に余裕が出来たからこそ。通常は花水橋(永代橋)か、
光明寺(泉岳寺)か、いずれかの段で大詰だそうですが、双方を連続上演。ふと、
我に返りまして、討ち入りの場面は無いのだな、と。高師直も出番は三段目まで。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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