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旧ハッサム住宅

2019_11_05_旧ハッサム住宅 11月5日(火)、「隈病院」へ足を運ぶ
 ついでに、「相楽園」へ赴きました。
 阪神・元町駅から坂道を上り、兵庫
 県庁を過ぎて、相楽園の総欅造りの
 正門を潜ります。園内では、第68回
 「神戸菊花展(10月20日~11月23日)
 が開催中とはいえ、菊花にそう興味は
 なくて、同じ期間中に内部公開される
 「旧ハッサム住宅」が目当てでした。
       ☆
元々は、神戸北野異人館街の「ラインの館」(旧ドレウェル邸)の北側に
在ったそうです。インド系英国人貿易商、K・ハッサム氏の自邸として、
明治35年(1902)に新築届が提出されています。設計者は英国人建築家の
Alex N. ハンセル。いかにも、お雇い外国人の拵えた近代洋風建築で、
一見、「泉布観」を思わせもしますが、木造2階建て・寄せ棟造り・桟瓦葺き。
足を踏み入れてみますと、(泉布館と比して)小ぢんまりとしていますし、
公共の建物でなく、私邸であったことを強く感じます。玄関を入って、中央に
階段と廊下、その左右に部屋が配置され、ベランダは1階がアーケード式
2階がコロネード式(列柱式)。遠目には石柱なのか、と油断していた
ベランダの列柱などが、深緑色に塗られた木材であったことにたじろぎました。
昭和38年(1963)、相楽園内に移築。前庭には、阪神・淡路大震災(1995)で
配膳室に落下してきたという、煉瓦積みの煙突が展示されていました……。
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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