二本差し
「心中天網島」北新地河庄の段を聴いていますと、
何やら耳に馴染みのあるフレーズが耳朶を打ちます。
☆
ヤ 侍客ぢや。侍なんぢやい なんぢやい ヘヽ なんの刀差すか差さんか、
侍も町人も客は客ぢやわい。なんぼ差しても五本六本は差すまいし、
よう差して刀脇差たつた二本ぢやい。二本差が怖いかえ 二本差が怖いかえ。
二本差が怖けりやなあ、へ、田楽屋の門を通れんぢやないかい。
☆
大小の刀と脇差を2本差していることから、
武士の身分を俗に「二本差し」と呼びました。
(紙屋治兵衛の兄=粉屋孫右衛門が扮装した)
侍客に対して、江戸屋太兵衛の叩く憎まれ口ですが、
上方の豆腐田楽が2本の串に刺されていたことからの
連想となります。1本の田楽刺しでは出てこない地口。
昔、自分の書いた記事のネタにもしていましたわ。
何やら耳に馴染みのあるフレーズが耳朶を打ちます。
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ヤ 侍客ぢや。侍なんぢやい なんぢやい ヘヽ なんの刀差すか差さんか、
侍も町人も客は客ぢやわい。なんぼ差しても五本六本は差すまいし、
よう差して刀脇差たつた二本ぢやい。二本差が怖いかえ 二本差が怖いかえ。
二本差が怖けりやなあ、へ、田楽屋の門を通れんぢやないかい。
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大小の刀と脇差を2本差していることから、
武士の身分を俗に「二本差し」と呼びました。
(紙屋治兵衛の兄=粉屋孫右衛門が扮装した)
侍客に対して、江戸屋太兵衛の叩く憎まれ口ですが、
上方の豆腐田楽が2本の串に刺されていたことからの
連想となります。1本の田楽刺しでは出てこない地口。
昔、自分の書いた記事のネタにもしていましたわ。
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