fc2ブログ

船入橋

2019_10_25_船入橋 大阪市・中之島の周辺には江戸時代、米や特産物を
 換金するため、各藩の蔵屋敷が建っていました。
 堂島川や土佐堀川などから蔵屋敷まで、直接、
 船で物産を搬入するための仕組みとして、川沿いの
 屋敷内に、入堀が設けられており、「御船入」と
 呼ばれていたそうです。入堀に通じる水路が川から
 引かれているので、水路を跨ぐと同時に、船が潜る
 橋が必要。総称として「船入橋」の名称があります。
 橋長は4間から8間半(約7.2~5.3m)、幅員が2間
 (約3.6m)程度。画像は大阪地方裁判所の南側
 (「水晶橋」と「鉾流橋」の間)に設置された顕彰碑。
 平成2年(1990)、同地に入堀跡が確認され、鍋島藩
 蔵屋敷が在ったものと見なされています。例の近松
 門左衛門『心中天の網島』、名残の橋に描かれた
 「舟入橋」は、おそらく、ここの船入橋だろう、と。
       ☆
――以上、顕彰碑の文面を要約してみました。普段から目に留めてはいますが、
講座「なにわ八百八橋物語」で改めて注視しました。あの日は、午後から雨が
上がる予定が、まだ小雨がぱらついていて、女性ガイドの1人に傘を差し出されて
(傘は要らないのですけれども)、気まずさに、雨に濡れた橋々の魅力を語り。
スポンサーサイト



テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡講座

カレンダー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Access Counter
総閲覧者数:
Online Counter
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリー
プロフィール

ぽか

Author:ぽか
⇒ 旧プロフィール

歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
Amazon
QRコード
QR
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メルマガ登録はこちらから
購読希望者はメール・アドレスを書き入れて「送信」してね!
SOUKEN