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道真(承前)

一食即発volume.10 にて再訪(?)することに2019_11_22_「道真」
なった Bar道真」で供されていた激辛スパイシー・
カレーがとんでもない代物でして、“激辛”なんて
生易しい言葉では、到底表現し得ないレベル。
カレーについては少量で提供していると、最初
から断られていたため、腹いっぱい食べられたら
採算が取れないのだろうと、舐めてかかっていたら、
決してそういう訳でなく、本来、大量に摂取できる
食物ではなかった!という驚愕の真実に出合いました。
お客様に激怒され、訴えられるのを心配していた模様。
辛い、痛いといった次元でなく、胃の腑に重量級の
パンチをどすんとぶち込まれたような衝撃を感じて、
しばらくすると、額や頭皮から、だらだらと汗が
こぼれてきます。大阪市内で、これは辛いと感じる
カレー店を2軒ほど押さえていますが、「道真」の
カレーは商業ベースを突き抜け、異次元に達して
いました。後から入ってきて、「辛い物は得意」と
公言していた客が皆、無言になり、汗だくになるのを
見るのは愉快でありましたが、ぼくにしても小カップで
2個頂くだけで十分。3杯のハイボールを一気呵成に
喉に流し込めば、ウイスキーの風味もどこへやら。
数十種のスパイスの中、青いハバネロが強烈に自己主張。
(いや、ハバネロでなく、ブート・ジョロキアだったのか)
クラッカーでなく、白飯が欲しいと宣う客もいましたが、
マスターはライスを付けると、より辛くなると、不適な笑い。
ライスに救いを求めて逃げられるのが嫌で、ご飯を炊く際に
水をほとんど使わず、ハバネロごと炊き上げるという凝りよう。
香辛料どころか、ほぼ“兵器”と噂される「Carolina Reaper」や
Pepper X」の導入も視野に入れているらしく、そのために
危険物取扱者の資格も取っているというから、頭が下がります。
お返しになったかどうか、不明ですが、国内の猛者、アカハチの存在や
竹本健治の傑作短編「白の果ての扉」について示唆。バルザックの
『「絶対」の探求』
を思い起こさせる 憑かれた者、求道者を愛してやまず。

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テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー呑むウイスキー小説

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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