みちのく
大阪市の御堂筋を歩き、いつも目に触れているため、
見ているはずなのだけれど、具体的な記憶に結実して
いないといった難点を感じる中、物事は意識的に見ない
と何も残らないのだろうなあ、と。「朝日生命館」に向かう
途中、御堂筋の東側に建っていたのが、高村光太郎
(1983~1956)の「みちのく」(西側には日高正法の
「啓示」)。そう言えば、「知恩院」(友禅苑)では、高村
光雲を観たなあ、と思い出しました。2体の裸婦像が
全く同一というところが、メタ彫刻(?)のようで、興味
深くもありますが、東北地方の農婦を偲ばせる肉付きに
“智恵子”の名を引っ張り出されると、強烈な違和感。
『智恵子抄』で作り上げられた病弱で華奢なイメージを
裏切られるからでしょうか。「みちのく」という作品名の
真偽がどうであれ、「乙女の像」よりは、しっくりと来そう。
参考記事:大阪市 ― 御堂筋彫刻ストリート
乙女の像の本当の名前は?

見ているはずなのだけれど、具体的な記憶に結実して
いないといった難点を感じる中、物事は意識的に見ない
と何も残らないのだろうなあ、と。「朝日生命館」に向かう
途中、御堂筋の東側に建っていたのが、高村光太郎
(1983~1956)の「みちのく」(西側には日高正法の
「啓示」)。そう言えば、「知恩院」(友禅苑)では、高村
光雲を観たなあ、と思い出しました。2体の裸婦像が
全く同一というところが、メタ彫刻(?)のようで、興味
深くもありますが、東北地方の農婦を偲ばせる肉付きに
“智恵子”の名を引っ張り出されると、強烈な違和感。
『智恵子抄』で作り上げられた病弱で華奢なイメージを
裏切られるからでしょうか。「みちのく」という作品名の
真偽がどうであれ、「乙女の像」よりは、しっくりと来そう。
参考記事:大阪市 ― 御堂筋彫刻ストリート
乙女の像の本当の名前は?
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術