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竹本義太夫の墓

2020_01_03_超願寺 「四天王寺」の石鳥居を出た後、
 南大門の方へ回り込むと、南へ下り、
 「庚申堂」を目指したのです。途中、
 潜り戸の開いていた寺の名前に
 覚えがありまして、そっと入り込んで
 みました……「超願寺」(大阪市
 天王寺区大道1-14-1)です。何が
 在ったんだっけ? 記憶を辿りながら
 墓石の間を経巡っていると、見つけ
られました。竹本義太夫の墓でした。竹本義太夫(1651~1714)は、義太夫節
創始者。義太夫浄瑠璃と扱われるように、現在の人形浄瑠璃は竹本義太夫
以後の様式であり、それ以前の浄瑠璃は“古浄瑠璃”と呼ばれています。ただ、
義太夫が道頓堀に開設した「竹本座」が大向こうも唸らせ、大人気を博したのは、
義太夫だけでなく、座付作者の近松門左衛門(1653~1725)の存在も欠かせない
でしょう。義太夫節の共時的な熱狂が発火点でこそあれ、それだけでは現代にまで
生き残る古典たり得ないのは明らかで、人形浄瑠璃におけるアポロ的な骨格を
近松が創出したと見るべきかも。あ、肝腎の「庚申堂」の方は閉門していました。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽史跡

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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