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めで鯛1部

1月18日(土)、大阪メトロ・堺筋線で2020_01_18_国立文楽劇場
日本橋の「国立文楽劇場」へ向かい、
11時開演の「初春文楽公演」第1部を
鑑賞しました。「国立文楽劇場 友の
」に入って初の観劇でして、いつも
横目で見ていた劇場内の(味気無い)
自動発券機を使用することとなり、
個人的には、窓口のお姉さんを介した
チケット購入の方が良いのだがなぁ。
初春の舞台上部には、恒例のにらみ鯛と、
干支「」の書かれた大凧。揮毫は高津宮宮司・
小谷真功氏。おめでたい演目が次々と掛かります。
       ☆
七福神宝の入舩(いりふね)」では三味線に加え、琴、胡弓も奏される中、
七福神がそれぞれの芸を披露。布袋の腹鼓、福禄寿の角兵衛獅子が
ユーモラス。釣り竿を持った恵比寿(=えべっさん)の番になると、
ヱビスビール」まで出てきて、良い感じでつなぎ、一旦閉幕後、20分休憩。
さて、竹本津駒太夫 改め 六代目竹本錣(しころ)太夫の襲名披露とともに
傾城反魂香」土佐将監閑居の段。近松門左衛門の作で、通称「吃又
(どもまた)」ですが、浮世又平こと土佐光起が実在の日本画家であることを
ぼくはしばらく思い出せなくて……現在から400年ほどに生まれた“土佐家
中興の祖”でしたね。又平の筆勢は石をも抜けて、裏にも同時に描かれる
というイリュージョン(……双眼鏡を使わないと視認困難でしたけれども)。
又平の人形遣いは桐竹勘十郎、その弟弟子・修理之介(光澄)を
吉田玉勢が遣っていました。30分休憩となり、「えびす亭」のカルビ丼を
食しに、外出しています。席に戻って、「曲輪(くるわ)文章※」吉田屋の段。
 ※正確には、「文」+「章」で1字です。
藤屋伊左衛門を豊竹咲太夫、夕霧を竹本織太夫が語っていました。
人形は伊左衛門を吉田玉男、夕霧を吉田和生……そして、(吉田屋
喜左衛門の)女房おきさを吉田簑助! 何を遣おうが、ただそこにいるだけで、
舞台の空気が変わります。どんな役柄でも、しっかり目に焼き付けておこう、と。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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(自称)。
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