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第427回 鑑賞会

2月8日(土)、大阪市・日本橋の「国立文楽劇場」へ向かう。
同日14時から、第427回「公演記録鑑賞会」が開かれ、
演目は文楽「仮名手本忠臣蔵」でして、四段目=花籠の段/
塩谷判官切腹の段/霞が関城明け渡しの段、七段目=
祇園一力茶屋の段。2019年度の終わりを飾るべく、やはり、
忠臣蔵特集となり、良い見取り。13時過ぎから並びに行くも、
常より列の後半で、若干焦りました。令和2年度から、鑑賞会の
システムが変更。従来の先着順入場から、往復はがきによる
事前申込制となってしまい、このご時勢にはがきかよ!とか、
年寄りの観客が多いのに、どたキャンはどうするの?とか、
問題点は山積しています。列に並んでいた中年男性が大声で
係員に喰ってかかっていました。とにかく、チェックしたい演目の
上映される鑑賞会に、確実に参加できるのは、今回で最後です。
(3月2日の第428回は、歌舞伎なのでスルーするとして)
       ☆
さて、ぼくは昨年の『文楽床本集』を持参していたので、
昭和60年1月公演での詞章の差異を吟味することが
出来ました。意外と違うものですよ。塩谷判官が切腹する前、
「無念骨髄に通つて忘れがたし」の直後、「湊川にて楠正成
最期の一念によつて生を引く といひしごとく。生き替り死に替り。
鬱憤を晴らさん
」が、平成では省略されていたのだなあ、と。
その四段目の切は、竹本越路太夫(4代目)。人形役割を見ると、
大星力弥が吉田和生、薬師寺次郎左衛門が吉田玉女……
四段目では、出遣いでありませんが。眼福となったのが、
大星由良助=吉田玉男初代)、そして、遊女おかる=吉田簑助
簑助師匠は、少なくとも34年以上もの間、おかるを遣っているのでした。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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