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欄干橋/旧四十三銀行

2020_02_15_欄干橋
2020_02_15_旧四十三銀行
 岸和田市の古城川に架かっていた
 橋の一つとして、「昭和橋」を紹介
 したこともありますが、今回は
 「欄干橋」……これも同名の橋が
 全国各地に散見されそうです。
 紀州街道上に位置しており、別の
 呼び名もありましたが、天保年間の
 地図には「欄干橋」と記載されて
 います。擬宝珠や欄干を持つ石橋が
 岸和田藩では貴重な存在でして、
 往時は道路元標ともされていました。
 昭和11年(1936)6月に竣工した
 欄干橋は、鉄骨アーチ型(橋長6間・
 橋幅3間)といわれるも、欄干しか
 残されていない現状、想像が厳しく。
 欄干橋の南西に建つのが、辰野式
 (赤煉瓦と花崗岩の組み合わせ)な
 「旧四十三銀行」。大正8年(1919)
竣工で、設計者は不明。辰野金吾(1919年にスペイン風邪で死亡)の影響を受けた、
金吾より若い世代の作という気がします(ちょっと、盛り過ぎ)。内部は柱が1本も無い
吊り天井ですが、「成協信用組合」岸和田支店が営業しており、内部見学は不可。
       ☆
明治5年(1872)から昭和59年(1879)までの間、国立銀行条例に基づいて
設立された銀行は設立順に番号を付けられていることから、国立銀行は別名
ナンバー銀行」とも呼ばれていました。43番目に設立されれば「四十三銀行」。
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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