岸和田本通り商店街
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いない間の岸和田市は、眠れる獣
のようで、本当に、ひっそり閑として
いまして、却って、不審な感じがする
ほどです。道を行く人や車の数も
少ないように感じて、シャッター通り
なのか?と疑いたくもなり、いや、
岸和田市の道路は、だんじりが走る
ために存在するのだろうと思い直し。
南海・岸和田駅から西へ伸びている
岸和田駅前通商店街が、阪堺南線
を越えると、岸和田本通り商店街と
なりまして、その本通り商店街で
見かけた気になる近代建築(?)
物件をば、いくつか並べてみましょ。
☆
まず、旧「壽屋」(大阪府岸和田市
五軒屋町11-12)から。2階部分は
漆喰塗りの蔵造りと和風なのですが、1階部分はギリシャ
建築風の石柱を飾るなど、木造ながらも擬洋風。ご丁寧な

ことに、玄関口の両側に能装束と思しき翁と嫗の小像が
設えてあるので、当方の混迷の度合いも深まります。
同じく、地階部分だけ眺めていれば、唯の焼き肉店としか
思えなかった「アリラン」(岸和田市五軒屋町11-8)も、
ふと上を見上げればえらいことになっていて、中央上部の
メダリオンやら何やら主張が激しく、よくある看板建築の
類なのか、どうなのか、判断に困ってしまいました。
2階も使って営業しているようであれば、是非とも、飲食
させてもらいたいものです。右の画像は、最近の建築物
でしょうけれども、「大伸土建」(岸和田市北町14-26)。
目にした瞬間、おおっ!と、心が打ち震えました。
明らかに、ビル全体がだんじり(山車)のフォルムですよ
ねえ。岸和田市民のだんじり愛を勝手に妄想するのは
いけないことでしょうか。これで、社屋自体が移動できる
ようになれば、もう、言うことはないです。Das ist alles.
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