大庄公民館
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(日)、企画講座「吉田和生とゆく
『義経千本桜』」(文楽ゆかりの地
まちあるき)に出掛ける予定でした。
同日13時に阪神本線・大物駅に
集合……のはずが、企画を行った
「コテンゴテン」から緊急メール。
27日夕刻に発表された大阪府の
外出自粛要請を受け、急遽、開催を
見合わせるとの内容。メールの閲覧
が、大物駅の改札口でして、どうした
ものやら。大物浦に思いを馳せる
のはやめて、3駅隣の尼崎センター
プール前へ移動。「ほうらい寄席」
を聴きに行く折、調べたのですが、
歩いて行ける圏内に、旧「大庄村
役場」(尼崎市立大庄公民館)、現
「尼崎市立大庄南生涯学習プラザ」
(尼崎市大庄西町3丁目6−14)が
在るのです。てくてくと歩いて行けば、
大庄(おおしょう)小学校の西側に、
茶褐色のタイルが照り輝きます。
窓枠は肌色。室戸台風から3年後、
昭和12年(1937)の建築で、村野
藤吾の初期設計作品ですよ。塔屋の
オリーブの木や、外壁のグリフィンの
レリーフなどが目を引きます。不整形
という西側の平面構成については、
回り込めなかったために、未確認。
鉄筋コンクリート造り(地上3階・地下
1階建て)の国登録有形文化財を
後にして、尼崎センタープール前に
戻れば、無観客開催の尼崎競艇場
から、ボートのエンジン音が空しくも
響いてくるのでした。うららかに晴れた
春の昼下がり。阪神電車を待ちます。
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tag : 近代建築