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★ 2020年4月に読んだ本 ★

島田裕巳『二十二社』(幻冬舎新書)……庭より仏像、神社よりも寺院という気持ちに
 変化はありませんが、神社のことを何も知らないのは宜しくないな、と恥じています。
『妙見さまものがたり(星の神さま)』(日蓮宗霊場 能勢妙見山)
 ……能勢妙見山へ詣でた折に購入。もう少し、大人向けの書籍が欲しかったです。
宮元健次『神社の系譜 なぜそこにあるのか』(光文社新書)
『角川 短歌 3月号 2020』(角川文化振興財団)
スタジオワーク『眠れなくなるほど面白い 図解 建築の話』(日本文芸社)
皆川博子『死の泉』(ハヤカワ文庫)……4月の「二人の読書会」テクスト。仕込みは
 十二分、読み応えはあるのですが、圧倒的な物語を活かす“語り”自体の熱量に
 欠けるような気がしないでもなく。メタ・フィクション的な仕様も、読者を没入させた
 上で引っ繰り返すのでなくては、効果薄。端的にはマルガレーテ、ギュンター、
 或いはゲルトのいずれにも心情を仮託できなくて、その点だけが非常に惜しまれ。
『プリンス・ファミリー大全』(シンコーミュージック・エンタテイメント)
 ……昨年末にリリースされた 『1999』 スーパー・デラックス・エディション
 まだ開封すら出来ておらず……嗚呼、5月には独自企画盤、別のボックス・セットも。
皆川博子『開かせていただき光栄です ―DILATED TO MEET YOU―』
 (ハヤカワ文庫)……『死の泉』より、こちらの方が断然楽しめました。読後感爽快。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

つばきひめ

Osaka Metro・長堀鶴見緑地線の鶴見緑地駅で下車2020_04_22_河合隆三「つばきひめ」
すると、駅前広場にぽつんと立っている石像は、今ならば
はっきり断言できる。河合隆三(1935~)の作品だ、と。
昔から見ていたはずなのだけれど、思い出すのはいつも
後から。かつて、背後の石の壁には水が流れ、池の
中央に佇む少女像だったけれど、涸れ果てている。乾き
切っている。平成2年(1990)3月20日、鶴見緑地駅の
開業に合わせて制作された模様。同駅の位置する
大阪市鶴見区の花が椿なので、作品名も「つばきひめ
(決して、“少女椿”ではない)。椿姫の載る台座を含め、
計3個の台座があり、共に河合の作品。台座が花を
(かたど)っているのは常套として、他の2個には何故、
姫(=椿)が不在なのか? よく見ると、椿姫は2つの
花を抱きかかえている。椿姫自身が花であれば、計3つ
となり、台座との数が揃う。それとも……台座の形を
注視しよう。他の2個は開いた花の形。であれば、椿姫は
まだなのである。蕾ながらも、姫はさらに2つの花を
懐胎している……すなわち、椿姫は幼くして“”ですらある。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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