雪鯨橋
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今里筋線)の駅スタンプを目にして、
「雪鯨橋」を観に行かなければ!
と思い立った次第。ところが、橋を
有する「瑞光寺」(大阪市東淀川区
瑞光2-2-2)の最寄り駅が、実は、
阪急・京都線の上新庄だったという
……ぼくの住まう所から地下鉄を
利用すれば、えらい遠回りになって
しまうので、素直に阪急電車に乗り
ました。麗らかな昼下がり、駅を
下りて、西へ向かえば、新幹線の
高架の手前に「瑞光寺公園」の
緑が目に入ってきます。公園の奥に
寺宇は在りまして、通常、山号の
後に寺の名前が付くはずですが、
こちらは「鯨橋 瑞光寺」と潔く。
川の無い橋「渡香橋」の先、白々と
2本の鯨の骨が建っていました。
歩を進めれば、左側に5代目の鯨
橋の欄干に使用された肩骨(肩甲骨)
等が安置されているようです。が、
2006年に架け替えられた6代目の
損傷が激しく、改元に合わせた修造
もされていることから、現在は7代目
ということになるのでしょうね。骨は
商業捕鯨を再開できた和歌山県・
太地町から、架替費用はクラウド・ファンディングによって調達した模様。6代目はイワシ
クジラの下顎骨と肩骨、クロミンククジラの脊椎を使用していましたが、7代目は何を
使っているのでしょう? 弘済池に架かった太鼓橋を 嬉々として昇り降りしながら、
すべすべと白い骨を撫で回してみました。どろどろ、ぐちゃぐちゃした何もかもが、
いずれは不浄も何も無い、「清潔」やら何やらの区別すら無い場所へ帰っていくから。
本尊の厄除観音(吹田観音)の拝観は叶いませんでしたけれども、心持ちは穏やか。
参考記事:大阪市 ― 瑞光寺・雪鯨橋
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tag : 橋