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片腕の問題

11月7日(土)、待ちに待った「錦秋文楽公演」を聴きに出掛けました。
今回は、10時30分開演の第1部、「源平布引滝」矢橋の段/竹生島
遊覧の段/九郎助住家の段の鑑賞です。並木千柳・三好松洛の合作。
生の人形浄瑠璃は正月以来となり、中央座席3列目に座っていたので、
出語り床や舞台の様子もじっくりと目に収められました。太夫や三味線、
人形遣いの顔と名前をほぼほぼ覚えられまして、今が一番(無邪気に)
楽しめる時期かもしれません。本当に当たり前のことですけれども、
浄瑠璃の詞章が聴き取れるようになれば、心は自由に舞台を行き来
できますから。吉田玉男が斎藤実盛を遣っています。竹生島には、
西国三十三所”の三十番札所「宝厳寺」が在るので、いつか訪ねて
行く腹積もり。幕間で弥陀六白太夫を摘まんでいると、叱られました
(入場者が制限されているせいか、目立ってしまった模様)。ごめんね。
グラン・ギニョール的な観点からは、切り落とされた小まんの右腕の
扱いが、大層、面白かったです。葵御前の産んだ赤子が片腕だと強弁
してみたり、片腕を亡骸に接続すると小まんが一瞬蘇ったり。また、瀬尾
十郎が自らの首を引き落とし、実盛が矢橋仁惣太の首を掻き切ったり、
“首ちょんぱ”のシーンも充実。伝統芸能と言いつつ、元は大衆娯楽よ。
       ☆
第1部は13時前に終演。「マイティ・ルゥ」(大阪市中央区高津3丁目
2−20)に寄り、チキン・カレーを頂きました。さっぱりとした看板に替わり、
BGM がジャズ。ファンク度が薄まっているのは、コロナ禍の影響かしら。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽仏像カレー黒い音

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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