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長岳寺

2020_11_17_長岳寺(延命殿)
2020_11_17_長岳寺(鐘楼門)
2020_11_17_長岳寺(弥勒大石棺仏)
 11月17日(火)、“山の辺の道”に
 在る「長岳寺」(奈良県天理市柳本町
 508)を訪れました。“大和十三仏
 霊場
”第四番ですね。悠長に歩いて
 いる余裕は無いので、近鉄・大阪線、
 桜井駅から(バスの便も少なくて)
 タクシーで移動。運転手が簡便な
 観光案内も行ってくれ、窓の外に
 三輪山大神神社)、箸墓古墳
 景行天皇陵などを眺めます。途中、
 大和川(初瀬川)は「三輪大橋」から
 渡りました。長岳寺の大門を潜り。
        ☆
 コスモスが咲き、山も紅葉しています
 が、長岳寺は天長元年(824)、淳和
 天皇の勅願により、弘法大師の開創
 です。「大和(おおやまと)神社」の神宮
 寺。旧・地蔵院は庫裏として使われ、
 桃山風の地蔵院本堂(延命殿)の
 本尊が「普賢延命菩薩」で、騎象像
 でした(上画像)。日本最古といわれる
 鐘楼門(中画像)を抜け、放生池に面
 した本堂で、「阿弥陀三尊像」が
 出迎えてくれます。阿弥陀如来像
 と観世音菩薩像勢至菩薩像
 組み合わせでして、両脇侍はレアな
 半跏椅座像。両菩薩の外側には
多聞天、増長天が立っていました。なお、三尊像は玉眼を使用した日本最古の作例。
(購入したポスト・カードの画像からは、阿弥陀三尊像の実物に感じた凄みが伝わらず)
       ☆
本堂の脇で、狩野山楽大地獄絵」開帳(~11月30日)が行われており、絵解きを
楽しく聴かせてもらいました。9幅の軸から構成されていますが、縦3.5m、横11mの
1枚の絵として描かれています。左端が阿弥陀如来のやって来る“聖衆来迎図”に
なっているとはいえ、やっぱり、地獄絵図の方が観ていて単純に面白いですよねえ。
       ☆
本堂を出ると、大師堂へ上がり、滑り易い石段をさらに上って、「弥勒大石棺像
(下画像)を観ました。像高は約2m。古墳の石材を利用して造られているそうです。
長岳寺の間近に「崇神天皇陵」も眺められますし。柳本・バス停の時刻表を
確かめると、20分ばかり待つことになりそうだったので、一旦、JR柳本駅を目指し。
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テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像史跡美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
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