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飛鳥川の橋(2)

2020_11_17_蘇武橋_2 国道24号を北上していましたが、JR畝傍駅へ辿り着いて
 しまう前に左へ折れ、近鉄・橿原線を越えて西進。再び、
 飛鳥川と巡り合い、そのまま川沿いに歩を運ぶうちに、
 赤い欄干が目に留まります。この「蘇武橋」を渡ると、
 重要伝統的建造物群保存地区である(奈良県橿原市)
 今井町の町並みが待ち受けているのでした。江戸時代
 初期の概略では、東西600m、南北310m。周囲に環濠
 ・土居を築いた寺内町ですけれども、本格的な探索は
 またいつの日か、機会を待ちましょう。“蘇武(そぶ)”と
 いう名称に関しては、飛鳥川の一部が「蘇武川」と
 呼ばれていたそうでして、蘇武川に架かっているから、
 蘇武橋。西側の袂に聳えているのが、景観重要樹木
 に指定されている「蘇武橋のエノキ」。樹高が15m、
 幹周約5m、枝張り約20mで、樹齢420年と推定されて
 います。
平成25年(2013)3月24日、開園式の2020_11_17_蘇武橋_1
執り行われた「今井蘇武橋公園」は
整備されてまだ新しく見え、油断して
いれば、園内の「蘇武井(そぶのい)」は
聖徳太子が斑鳩から飛鳥への途上、
愛馬に水を飲ませたと伝えられる井戸
と知らされ、時空間を圧縮された如き
衝撃に面喰らい……ありふれた公園の
片隅に、ついさっきまで、聖徳太子が
そっと佇んでいたかのような戦慄感。

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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 樹木史跡

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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