辛丑の涎

してから、元日は朝から早番で出勤。
空はまだ明るんでいなくて、大阪駅前
第4ビル、第3ビルのガラス窓を眺め、
まだ明々と灯っていた「露天神社」の
献灯に人心地を得るのでした。昨年の
干支は庚子。“ねずみ年”の記憶が
全く欠け落ちている中、年を跨いで、
読み継いでいるカミュの『ペスト』。
今年の干支が辛丑(かのとうし)。菅原道真と牛の関係には深いものがあるのだから、
“うし年”に乗じて、何かしらイベントを打ってもよさげですが、世間が許しませんか?
年末年始に出勤したらインセンティヴが付くとか、三が日は弁当が支給されるとか、
踊らされる以前に、不足分の穴埋めのためにシフトが組まれているぼくの夢想。
個人的にやるべきことは多々あるはずなのに、後回しにしてしまう押しの弱さ。
愚痴るにかまけて(本当に)何もしていないということはないにしたって、形として
残らないことにはどうしようもないというのなら、何度だって、繰り返し、続けていくよ。
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