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折々の大豆(6)

前日の朝、社長がまだ生きている夢を見たんだ。
税金問題か何かわからないけれど、身を隠した方がよい
との判断の下、一旦死亡したことにして、世を欺いていた
らしい。ぼくも薄々察してはいたようだけれど、それでも、
ぼく以外の同僚や役員らが事情を知りつつ、ぼくにだけ
伏せていたことに対して、どうして教えてくれなかったの?
号泣し、哀訴する中、目を覚ました。ぼくはまだ生きている。
       ☆
古川〓(よし)
放射線量検査終へたる峡の畑三年ぶりに青豆作る
※「〓」=「ネ」偏+「其」 
       ☆
作者は、福島県田村市船引町にお住まいのようです。
(『角川 短歌 5月号 2019』からの孫引き)
福島県にも、青豆を含む地大豆が複数種ありました。
2011年3月11日、東日本大震災……片付いた訳でも
ないのに、遠い昔の出来事のようです。阪神・淡路大震災
(1995年1月17日)、地下鉄サリン事件(同年3月20日)、
神戸連続児童殺傷事件=酒鬼薔薇聖斗事件(1997年
2月10日~1997年6月28日)……そんなこともありました。
今がただ過ぎていくこと、いつの間にか、過去(歴史)に
繰り込まれてしまうことを祈り、待っているだけなのかな。
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テーマ : 短歌
ジャンル : 小説・文学

tag : 短歌大豆

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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