反橋を渡る
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阪堺電気軌道・阪堺線に、新今宮駅前(旧
駅名=南霞町)から乗車。路面電車に乗って
住吉鳥居前で下車しましたよ。何と言うか、
出落ちのようでして、西大鳥居と「反橋」が
一直線に目に飛び込んできた瞬間、呑み
込まれてしまったようです。第三・第四本宮、
第二本宮、第一本宮から浅澤社、大歳社、
楠珺社、種貸社の4社も回っているのですが、
上の空……だから、神社は苦手なのです。
仏像のように、核(コア)になる物が無くてねえ。
辛うじて、“橋”に救われてはいますけれど、
集中力が途切れてしまい、じっくりと、太鼓
橋の6本の角柱や梁(はり)、貫(ぬき)の構造を
観察できず、観光絵葉書のように眺め遣って
しまったことが悔やまれます。住吉鳥居
(角鳥居)の四角い石柱もスルーしているし。
反橋と角鳥居の貫の比較など、考察に値する
と思われるのに、手痛く、初戦敗退の感。
祭神は底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒
男命、表筒男命(うわつつのおのみこと)、神功
皇后となります。航海の守護神であること
から、正面は(かつての)海に向かった西側。
「四天王寺」にも同じことが言えますが、
いくら身近にあるとはいえ、寺社建築は何度も
足を運んでみないことには、眼力を養えない
ことを痛感させられます。日々是精進ですわ。
参考文献:『大阪名所図解』(140B)
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