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狂夏の市場

阪神・尼崎駅を下りて、西へ向かうと、尼崎中央商店街2021_02_05_ガサキング市場
など、ごちゃごちゃとした商店街群の濁流で揉みくちゃに
される訳ですけれども、中でも「三和市場」は、昭和の
臭いが色濃く漂う異空間でして、怪獣・ガサキング
起用するなどして、梃入れを図っているようなのですが、
無責任なぼくは、このままでも面白いのに……と感じて
います。B級アクション映画の舞台にも使えそうな三和
市場内の一画(兵庫県尼崎市建家町89番の5)に、
(たぶん、映画好きの桂米紫が目をつけたのではないか
と睨んでいます)「狂夏の市場劇場」が入っていて、
演劇やライヴ会場に使用されていますが、2月5日(金)
17時30分から、「尼崎スリーデイズ落語会」初日公演
が開催されました。開演時刻の変更で、米紫さんから直接、
電話連絡を受けていた落語会です。会場が気になったことも
ありますが、目当てはゲストの桂文鹿さんでした。初日、
2日目は埋まっていましたが、3日目はまだ残席があり、
ゲストの桂吉の丞が拗ねているとか、何とか(日曜日は仕事)。
前座に桂二豆の「ろくろ首」。続いて、米紫が「遊山船」と
トリで「まめだ」。上手く聴かせてくれましたが、本人も言うとおり、
何故に季節外れの2演目を出してきたのかが謎過ぎ。中トリの
文鹿さん(米紫と同期)は、創作落語を出すのかと思いきや、
本人曰く、(新作落語は)「飽きた」と、まさかの「胴乱の幸助」。
新作落語を200作近く拵えてきた人の言うことですから、
「飽きた」は韜晦にも似た照れ隠しでしょう。ただ、文鹿さんの
古典落語も味があるのです。人形浄瑠璃など、他の伝統芸能にも
通じてくれるようになれば、鬼に金棒ですけれども、幸助のような
一本気な人間の、真面目過ぎるが故のおかしさは、身に染みます。
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語特撮

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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