ワカル文楽(2)
前回に続けて、「フェニーチェ堺」(堺市民芸術文化ホール)に
出動しました。3月5日(金)13時30分から、前回同様、3Fの
文化交流室で、「ワカル文楽“観る前セミナー”」第2回が
開かれたのです。講師も同じく、東晴美氏(群馬県立女子大学
講師)が招かれ、「曽根崎心中」編。どうして、徳兵衛が死を
選ばざるを得なかったのか?という理由について、冤罪であれ、
死罪に相当する罪を犯したことになる――という時代背景が
説かれ、ぼく的には、ソクラテスを想起。共同体から宣告された
“死”を受け容れるということなのか? “金”以上に、商人の
仁義が最重視されてしまうのか? 悶々と考え込まされます。
時間に限りがあることから、前半を巻きに、巻きまくり、いよいよ
後半から、ゲストの桐竹勘十郎が登場。弟子の桐竹勘次郎、
桐竹勘昇も現れました。お初だけでなく、一人遣いの人形
(復元模型)まで使用しての解説は、非常にわかり易く、面白く。
天満屋の段で用いられるお初の足の改良型が披瀝された際は、
そのこだわりに驚き呆れるばかり。女形の人形の代表的な型、
“後(うしろ)振り”も実演されるとともに、下手より上手の後振りが
難しいと教えられ、何ともはや、学ぶべきことは多々あるものです。
さて、2回の事前解説を終えての本公演は、3月19日(金)の昼夜。
出動しました。3月5日(金)13時30分から、前回同様、3Fの
文化交流室で、「ワカル文楽“観る前セミナー”」第2回が
開かれたのです。講師も同じく、東晴美氏(群馬県立女子大学
講師)が招かれ、「曽根崎心中」編。どうして、徳兵衛が死を
選ばざるを得なかったのか?という理由について、冤罪であれ、
死罪に相当する罪を犯したことになる――という時代背景が
説かれ、ぼく的には、ソクラテスを想起。共同体から宣告された
“死”を受け容れるということなのか? “金”以上に、商人の
仁義が最重視されてしまうのか? 悶々と考え込まされます。
時間に限りがあることから、前半を巻きに、巻きまくり、いよいよ
後半から、ゲストの桐竹勘十郎が登場。弟子の桐竹勘次郎、
桐竹勘昇も現れました。お初だけでなく、一人遣いの人形
(復元模型)まで使用しての解説は、非常にわかり易く、面白く。
天満屋の段で用いられるお初の足の改良型が披瀝された際は、
そのこだわりに驚き呆れるばかり。女形の人形の代表的な型、
“後(うしろ)振り”も実演されるとともに、下手より上手の後振りが
難しいと教えられ、何ともはや、学ぶべきことは多々あるものです。
さて、2回の事前解説を終えての本公演は、3月19日(金)の昼夜。
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