猫と狐と

甲子園に立ち寄ってみると、阪神甲子園球場
では、「第93回選抜高校野球大会」の決勝、
東海大相模 (神奈川)―明豊(大分)の試合が
行われているところでした。甲子園からは鳴尾・
武庫川女子大前、武庫川……と、3駅目が尼崎
センタープール前。「道意会館」や「妙隆寺」の
前を過ぎ、整備中の「道意地下道」(画像)を
チェックしました。蓬川沿いの桜も満開。上に
走っているのは、阪神高速3号・神戸線です。15時から、兵庫県尼崎市道意町に在る
「蓬莱湯」で催される第31回「ほうらい寄席」昼の部に、余裕で間に合いましたよ。
☆
常連客の多い落語会だなあ、と感じていると、東海大相模がサヨナラ勝ちしたと
聞こえてきました。この日は(オープニング・トークだけ)動画配信をするとのこと。
桂吉の丞と桂佐ん吉の2人が、なるべく、笑いを取るネタを披瀝するのですが、
吉の丞が若干ナーバスになっていたのか、間が開いた観。他の噺家を話題に出す
のはよくあることですが、笑福亭たまの名が挙げられたのはTV効果か。先攻は
佐ん吉さんの新作落語「壁猫」。毎年、「天満天神繁昌亭」で開催されている
「猫の日落語会」のために創作されたもの。新作も悪くなかったですが、やはり、
枕に出てきた故・桂吉朝師匠のエピソードが胸を打ちました。吉朝も猫好きで、
40匹ばかり飼っていたことがあり、筆頭の猫の名が“あさ吉”だったとか……
吉の丞は「天神山」を演じました。ぼくは、この噺に登場するヘンチキの源助が
好きだなあ。ただ、元々のサゲが弱く、腰砕けに終わってしまう印象は否めず。
それでも、「一心寺」や「安居神社」など、馴染みの寺社が舞台となるのが良し。
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