匣の中の師匠
「三菱UFJ銀行」天六支店のATMを利用時、前回(4月15日)、
キャッシュ・カードを置き忘れていたことに気付きました。既に
支店から本店に送付されているそうで、郵送での返却手続きを
行わざるを得ません。先に電話か、メールで知らせてくれれば
よいものを……燻った気分を抱え、Osaka Metro・天神橋筋
六丁目駅へ下りますと、堺筋線で日本橋へ向かうのでした。
☆
「マイティ・ルゥ」のチキン・カレーを食した後、14時から
「国立文楽劇場」にて、「四月文楽公演」第2部の再鑑賞。
「国性爺(こくせんや)合戦」ですが、ほぼほぼ、楼門の段が
目当てです。先日、本公演での引退を発表した吉田簑助
師匠を目に焼き付けるため。楼門の上で錦祥女を遣っている
のですが、楼台の中だと、端の席(例えば、中央座席3列1番)
からは、ほとんど見えなくなってしまうのです。今回は6列11番。
師匠の姿をしっかり視野に収めることが出来ました。人形役割に
ついては、13日までの和藤内が吉田玉志でしたけれど、15日
以降は吉田玉助。他の細かい舞台上の操作なども、しっかり
チェックできまして、感興も新たに愉しめました。飽きませんねえ。
☆
三代吉田簑助の挨拶の言葉を書き写します。
「一九四〇年 三代吉田文五郎師に入門し
人形遣いの道を歩みはじめて今年でまる
八一年 その間脳出血で倒れ 復帰してから
二二年 体調が思うにまかせないことも
ありましたが 曽根崎のお初も八重垣姫も
静御前も再び遣うことが出来 人形遣い
として持てる力の全てを出し尽くしました」
そうです。なお、緊急事態宣言が発令されて、
25日の公演が中止。「四月文楽公演」の千秋楽は1日早まって、24日(土)でした。
☆
この日は、アンケートに回答することで、粗品(上画像のポーチ)を頂き、
梅田に移動。出来たて豆腐と和食「珍竹林」に入り、各種豆腐料理を
堪能しました。緊急事態宣言発令前でしたが、早々とラスト・オーダー。
後からの入店客は、アルコール類が供されないとあって、即座に撤収
していました……まともな施策が行われないと、飲食店も客も不幸です。
さて、ぼくが生で鑑賞した吉田簑助の舞台・人形役割は、下記のとおり。
こういう時、公演プログラムが自分の記憶違いを正してくれ、助かります。
切腹する桜丸、責められる中将姫、由良助と戯れるおかるが好きだなあ。
☆
「菅原伝授手習鑑」桜丸切腹の段(2017年4月21日) ― 桜丸
「夏祭浪花鑑」釣船三婦内の段(2017年8月8日) ― 徳兵衛女房・お辰
「心中宵庚申」上田村の段(2017年11月21日) ― 姉おかる
「新版歌祭文」野崎村の段(2018年8月7日) ― 油屋お勝
「鶊山(ひばりやま)姫捨松」中将姫雪責の段(2018年11月9日) ― 中将姫
「伽羅(めいぼく)先代萩」政岡忠義の段(2019年1月18日) ― 栄御前
「仮名手本忠臣蔵」花籠の段(2019年4月12日) ― 顔世御前
「仮名手本忠臣蔵」祇園一力茶屋の段(2019年7月30日) ― 遊女おかる
「心中天網島」北新地河庄の段(2019年11月8日) ― 紀の国屋小春
「曲輪(くるわ)文章※」吉田屋の段(2020年1月18日) ― 女房おきさ
※「文」+「章」で1字。
「新版歌祭文」野崎村の段(2020年11月18日) ― 油屋お勝
「菅原伝授手習鑑」桜丸切腹の段(2021年1月16日) ― 桜丸
「国性爺合戦」楼門の段(2021年4月6日) ― 錦祥女
「国性爺合戦」楼門の段(2021年4月20日) ― 錦祥女
キャッシュ・カードを置き忘れていたことに気付きました。既に
支店から本店に送付されているそうで、郵送での返却手続きを
行わざるを得ません。先に電話か、メールで知らせてくれれば
よいものを……燻った気分を抱え、Osaka Metro・天神橋筋
六丁目駅へ下りますと、堺筋線で日本橋へ向かうのでした。
☆
「マイティ・ルゥ」のチキン・カレーを食した後、14時から
「国立文楽劇場」にて、「四月文楽公演」第2部の再鑑賞。
「国性爺(こくせんや)合戦」ですが、ほぼほぼ、楼門の段が
目当てです。先日、本公演での引退を発表した吉田簑助
師匠を目に焼き付けるため。楼門の上で錦祥女を遣っている
のですが、楼台の中だと、端の席(例えば、中央座席3列1番)
からは、ほとんど見えなくなってしまうのです。今回は6列11番。
師匠の姿をしっかり視野に収めることが出来ました。人形役割に
ついては、13日までの和藤内が吉田玉志でしたけれど、15日
以降は吉田玉助。他の細かい舞台上の操作なども、しっかり
チェックできまして、感興も新たに愉しめました。飽きませんねえ。
☆

「一九四〇年 三代吉田文五郎師に入門し
人形遣いの道を歩みはじめて今年でまる
八一年 その間脳出血で倒れ 復帰してから
二二年 体調が思うにまかせないことも
ありましたが 曽根崎のお初も八重垣姫も
静御前も再び遣うことが出来 人形遣い
として持てる力の全てを出し尽くしました」
そうです。なお、緊急事態宣言が発令されて、
25日の公演が中止。「四月文楽公演」の千秋楽は1日早まって、24日(土)でした。
☆
この日は、アンケートに回答することで、粗品(上画像のポーチ)を頂き、
梅田に移動。出来たて豆腐と和食「珍竹林」に入り、各種豆腐料理を
堪能しました。緊急事態宣言発令前でしたが、早々とラスト・オーダー。
後からの入店客は、アルコール類が供されないとあって、即座に撤収
していました……まともな施策が行われないと、飲食店も客も不幸です。
さて、ぼくが生で鑑賞した吉田簑助の舞台・人形役割は、下記のとおり。
こういう時、公演プログラムが自分の記憶違いを正してくれ、助かります。
切腹する桜丸、責められる中将姫、由良助と戯れるおかるが好きだなあ。
☆
「菅原伝授手習鑑」桜丸切腹の段(2017年4月21日) ― 桜丸
「夏祭浪花鑑」釣船三婦内の段(2017年8月8日) ― 徳兵衛女房・お辰
「心中宵庚申」上田村の段(2017年11月21日) ― 姉おかる
「新版歌祭文」野崎村の段(2018年8月7日) ― 油屋お勝
「鶊山(ひばりやま)姫捨松」中将姫雪責の段(2018年11月9日) ― 中将姫
「伽羅(めいぼく)先代萩」政岡忠義の段(2019年1月18日) ― 栄御前
「仮名手本忠臣蔵」花籠の段(2019年4月12日) ― 顔世御前
「仮名手本忠臣蔵」祇園一力茶屋の段(2019年7月30日) ― 遊女おかる
「心中天網島」北新地河庄の段(2019年11月8日) ― 紀の国屋小春
「曲輪(くるわ)文章※」吉田屋の段(2020年1月18日) ― 女房おきさ
※「文」+「章」で1字。
「新版歌祭文」野崎村の段(2020年11月18日) ― 油屋お勝
「菅原伝授手習鑑」桜丸切腹の段(2021年1月16日) ― 桜丸
「国性爺合戦」楼門の段(2021年4月6日) ― 錦祥女
「国性爺合戦」楼門の段(2021年4月20日) ― 錦祥女
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