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和田不在

先週に引き続き、同じ公演ですが、面子を替えての文楽を
愉しみに出掛けました。6月11日(金)10時30分開演の
はじめての文楽第38回 文楽鑑賞教室)」午前の部です。
中央座席以外では、左側に座ったことはありますけれども、
右側の座席は初めて。太夫と三味線を間近に観られるので、
若干緊張します。「五条橋」の牛若丸は豊竹睦太夫、弁慶は
豊竹亘太夫、人形は牛若丸を吉田玉誉、弁慶を吉田玉翔が
遣っていました。解説「文楽へようこそ」を担当した太夫は、
前回が亘太夫でしたが、今回は豊竹希太夫。義太夫浄瑠璃
ではない太夫の“普段”の声を聴くことが出来る、それを言えば、
三味線(前回は鶴澤清公、今回は鶴澤友之助)や人形遣いの
トークを聴けるというのも貴重な機会ですよね。「卅三間堂
棟由来
」の奥を語ったのは竹本織太夫、三味線の鶴澤燕三
ぐっと来ます。三味線の良し悪しなんぞ、理解できているはずも
ないのに、燕三の三味線の音色には、ぞくぞくさせられまして。
進ノ蔵人を遣う予定だった吉田文司が病欠で、代役に吉田文哉。
女房お柳は豊松清十郎(今では女形としてほぼほぼ絶対エース)。
この頃、お気に入りの吉田玉志は横曾根平太郎を遣っていました。
地味なのですが、お柳の早変わり(?!)のシーンがあって、今回は
改めて注視。緑色の柳葉の紋様なので、ボーっと​観てるんじゃ……。
       ☆
実は、終盤の「『孫よ孫よ』と夕べまで、いとしがったる老母さえ、
道の街
(ちまた)に葬らんと、かきいだきたる孝の道」の一節で、
えっ、平太郎の母はいつ死んだの?と混乱させられていたのですが、
今回は端折られ、登場もカットされた和田四郎に殺されていたのだな。
数年前の「夏休み文楽特別公演」で観ていたはずなのに、健忘症。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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