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染丸一門

2021_09_21_天満天神繁昌亭 朝から「e+(Streaming+)」で、伊賀越道中双六
 沼津の段
を鑑賞。正午に外出し、近場のカレー酒場に
 探りを入れるも満席状態です。「天牛書店」で買い物
 した後、「べろべろばぁ」で挨拶がてら、ハンバーグ・
 カレーを昼食に取りました。14時から落語会なのです。
        ☆
 お陰様で、「天満天神繁昌亭」は開席15周年。8月
 30日から10月3日まで、「繁昌亭十五周年記念特別
 公演
」開催期間中でして、毎週、一門ごとに記念公演を
 開いています。9月21日(火)は、“染丸一門ウィーク
 として、「染丸襲名30周年記念公演」が行われている
 のですが、本当は他の昼席・夜席にも足を運びたかった
ところ、日程調整が難しくてねえ。林家染雀がトリに当たるこの日の昼席だけ、どうにか
チケットを入手できました。林家染丸という噺家にはそれほど縁が無かったとはいえ、
一門の落語家をまとめて聴くと、染雀さんだけでなく、林家小染さんもそうなるのか!
と発見がありました。正確に言うと、現・染丸(4代目)ではなく、3代目・染丸の弟子の
4代目・小染の弟子なので、筋は違いますが……小染さんの高座は別の日でしたが、
開口一番を息子の染八が務めていましたよ。寄席囃子の継承では独壇場とも言える
染丸一門だけに、はやしや美紀、はやしや絹代を加えてのお囃子実演や、襲名秘蔵
映像の上映など、お祭り感の漂う落語会となっています。筆頭弟子は林家染二
そうそう、繁昌亭から記念品として手拭いのプレゼントがあっただけでなく、天神橋筋
商店街(天神橋1~3丁目参加店舗)で使える商品券1,000円分も当選していました。
       ☆
 林家染八「平林」
 林家卯三郎「湯屋番」
 林家染二「いらち俥」
 豊来家一輝(太神楽)
 林家染左「崇徳院」
  中入り
 ・襲名秘蔵映像
 ・お囃子実演
 林家染雀「質屋芝居」

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語カレー

伊賀越メモ

2003年からは、9月の第3月曜日が「敬老の日」。
祝日に関わらず、出勤する訳ですけれども、「e+」で
購入したチケットの視聴期間が終了しつつあります。
1週間なんて、あっという間ですもの。「文楽プレミアム
シアター」第2回となる「伊賀越道中双六沼津の段
についての備忘録――昭和59年(1984)11月21日、
「国立文楽劇場」での公演でした。切を語るのは
竹本津太夫(4代)。三味線の竹澤團七もお若いの
ですが、ツレの鶴澤燕二郎(=現・燕三)が良い感じ。
 平作の末期のシーンで弾かれる胡弓は当時、鶴澤
清二郎である現・鶴澤藤蔵ですが、お顔は見えず。
親平作の人形役割は桐竹勘十郎(2代)、呉服屋
十兵衛が吉田玉男(初代)。現・勘十郎と玉男の
コンビの師匠同士での共演で、非常に見応えが有り。
飄々と人形を遣う初代・玉男は、結局、生で観たことが
なかったのですけれど、本来の人形浄瑠璃の在り方を
瞥見させてくれるような気がします。荷持安兵衛が
吉田和生、娘お米が吉田文雀、池添孫八が桐竹一暢。
和生師匠は老けない顔立ちだよなあと感心します。

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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽こんにゃく

ウクレレ

演歌日本一”を謳っていた地元・天神橋筋商店街の
あこや楽器店」(大阪市北区天神橋4丁目4−8)が
今年7月末日をもって閉店しています。店頭に立っていた
等身大(?!)の北島三郎像が有名でした。演歌ではなく、
R&Bのベスト盤か何かを買ったことがあると思います。
同店で購入して、押し入れの奥に突っ込まれ、すっかり
忘れ去られかけつつあったのは、ウクレレでした。
一年前から、大層な時間をかけて、部屋の片付けを
行っており、その最中、部屋=記憶の片隅から発掘
された楽器です。教則本も読みかけていたと思います。
何年前に入手したのだったかな。ずっと、手元に置いて
いたことに間違いはありませんが、自分の手で触れて
みないことには、いつの間にか、弾けていた……なんて、
絶対にありませんから。「泣こよか ひっ飛べ」でしょうね。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

Come On

2021_09_18_「Come On」 演芸会で笑い、ジンギスカンを堪能した翌日から
 タイトなスケジュールが詰まっています。この日は
 早朝出勤につき、正午から食事休憩。「大阪駅前
 第2ビル」に足を向けました。同ビルのB2Fには、
 「コロンボ」等、スリランカ~インド料理店やカレー
 店が4軒、入居しています。カレーライス「Come
 On
」を初利用。カウンターだけの程よい親密感。
 イレギュラーな状況(まだ、緊急事態措置)下の
 営業であるためか、揚げ物などは出来ず、少し
辛めのオリジナル・カレーを頂きました。スパイス・カレーに阿ることなく、安心のスタンド・
カレーです。知り合い(?)の子供が端に座っていたり、定連さんの要望で自由度の高い
メニューが供されたり、アット・ホームな空気が流れていました。フルーツや豆乳チャイも
サービスしてもらい、ゆっくりと寛ぎたいところですけれど、事業所に駆け戻らなければ。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー

上方演芸特選会

9月17日(金)13時から、「国立文楽劇場」小ホールにて
9月上方演芸特選会」の開演です。文楽劇場には、
頻繁に足を運ぶので、目に触れる「上方演芸特選会」の
告知に、いつかは覗いてみたいなあ、と思っていたもの。
特に今回は、林家染雀春野恵子の名が見えたから。
客席は常よりも一層、高年齢者の数が多いように見受け
られました。まずは、笑福亭智丸の「犬の目」。落ち着いた
客層に対して、古典落語は汎用性が高いと申しますか、
当たり外れが少なくて安心。続いて、静岡県湖西市出身の
天中軒月子の浪曲「ああ横綱玉の海」。第51代・横綱、
玉の海(1944~1971)は大阪市生まれ、曲師は沢村さくら。
渡辺あきらのジャグリング、中トリが旭堂南北の講談
恩田木工」でした。恩田木工(1717~1762)は、信州・
松代藩の家老ですけれども、同藩・中興の祖=真田幸弘の
“飼鳥”のエピソードがメインとなります。中入りを経て、春野
恵子の浪曲「両国夫婦花火」。凄いね!としか言いようが
ありません。圧倒的なオーラの違い、小ぢんまりとした会場を
一挙に暑っ苦しく変えてしまいます。一つだけ難癖を付ければ、
浪花節”という言葉がそぐわない。まぁ、大阪限定の演芸で
ないとすれば、特にこだわる必要はないでしょうけれども(演目
自体、江戸が舞台ですし)。染雀さんは「七段目」。芝居噺は
自家薬籠の物としていますね。トリが海原はるか・かなた
漫才。笑わなくてはいけないような強迫感が、怖かったです。
       ☆
日本橋からOsaka Metro で天神橋筋六丁目へ移動。
17時から予約を入れていた「羊や Fu~さん」に上がり、
美味しいジンギスカンを食しました。直前に事業所から
電話が入り、翌日が早朝からのシフトに変更されている
ため、呑み過ぎないように注意。バイス・サワーで我慢。

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語呑む

Time Leap

「文楽プレミアムシアター」第2回の再配信が、9月15日
(水)から始まりました。第1回の「ひらかな盛衰記」に
続いて、「伊賀越道中双六沼津の段を鑑賞できます。
しかし、「e+(Streaming+)」視聴チケットの入手がちと、
面倒くさい。パスワードを保存していなければ、申し込み
段階のログインで再度パスワード入力を求められてしまい、
苛っとします。15~16日の両日中は業務に追われており、
日付が変わって、翌17日(金)の未明(気象庁的な用法)、
1回目の視聴を行いました。80分くらいの上映時間だと、
平日に鑑賞する演目としては、最適かもしれませんね。
昭和59年(1984)11月21日の収録とあって、鶴澤燕二郎
(=現・鶴澤燕三)が若い! 人形役割等も見応えが
ありますが、再鑑賞は後日。翌日は「国立文楽劇場」の
演芸会に足を運ぶので、徹夜は厳禁ですもの。約40年
前の文楽劇場から現在の文楽劇場へタイム・リープします。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

諡号と追号

ぼくらが普段、天皇名と思っているのは、大体、
漢風諡号(しごう)の類でして、では、諡号とは
何ぞや?となりますと、「亡くなった人の生前の
業績を称(たた)えた呼び方」と定義されています。
その諡号が、日本風の「和風諡号」と中国風の
「漢風諡号」に分かれているのです。例えば、
『日本書紀』に従えば、初代天皇の漢風諡号は
神武(天皇)であり、和風諡号は神日本磐余彦
(かむやまといわれびこ)となります。綿々と、漢風
諡号が付けられてきたかというと、そうでもなく、
仁孝天皇(120代)が父の光格天皇(119代)に
「光格」の号を贈るまで、光孝天皇(58代)を最後に
漢風諡号は中断されていました。宇多天皇(59代)
の「宇多」は諡号でなく、追号なのです。追号とは
「生きていた頃にゆかりのあった地名や建物などに
ちなんで贈られた呼び方」。神武天皇から光仁天皇
(49代)までの漢風諡号を選定したのは、天智天皇
(38代)の玄孫、淡海三船(722~785)とされています。

参考文献:小田部雄次『肖像で見る歴代天皇125代』(角川新書)

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : つぶやき

笑夢カレー

2021_09_14_「笑夢カレー」 先頃、大阪市・中津に開業したカレー屋さんに
 ようやく入ることが出来ました。いえ、ランチ・
 タイム(~14時30分)にようやく間に合ったと
 いうだけの話ではありますが……調べてみます
 と、「笑夢カレー Powered By M」(大阪市
 北区豊崎3-17-10)は6月28日にオープンして
 いた模様。“福島”から進出してきたと目に入り、
 てっきり、大阪市福島区(やはり、カレー激戦区)
 かと思いきや、福島県が本拠地でした。女性
受けする小綺麗なカウンター席や、実験室のようなレトルト食品製造ルーム(真空!)
が目を引きます。カレーは5種(GHEEバターオイルのチキンカレー/旬野菜としめじの
やさしいカレー/国産合い挽き肉のキーマ/宮城県南三陸産たこカレー マンガロール
風/笑夢カレー式タイカレー)用意されており、4種盛り(1,580円)を主軸にチョイス。
チキン・カフレアル(480円)、スパイス玉子(120円)、チャイ(300円)等を追加します。
別盛りパクチー(150円)のオーダーが通っていなかったなぁ。普段使いの昼食代と
すれば、やや微妙。個々のカレーの差別化が今一つな気がしたのと、スパイス使いが
抑制されていることから、ファッショナブルな外観と裏腹に、実は、まったりと和める
家庭的なカレー店という位置付けではないのか、と後から悟ります。作り手の意向が
どの辺にあるのか、まだ見えないのですが、福島県(~東北)をより前面に押し立てる
のも一つの手段かもしれません。中津がさらなるカレー激戦区と化すのが面白し。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー

坂口拓

読書したり、音楽を聴いたり、映画を観たり
……平気で引き籠もれる体質ではあります。
ガス漏れ警報器の交換に訪ねて来た店員が
いたようですけれども、全く気付いていません。
Amazon プライムで、山口雄大・監督の
『極道兵器』(2011)を鑑賞。十年ほど前、一度
観ていたことを思い出しました。坂口拓が監督、
脚本も兼務。流れで、『デッドボール』も鑑賞。
一応、『地獄甲子園』(2003)の続編だったのかな。
ついでに観た Robert D. Krazykowski 監督
『ヒトラーを殺し、その後ビッグフットを殺した男』
(2020)が凄過ぎて、悶絶。いや、地味で渋い映画
なんですけれども、タイトルそのまんまだったという…
…この感覚、嫌いじゃないです。坂口拓に話を戻すと、
デビュー作 『VERSUS』(2003)に、もやもやさせられ
ながら、気になる役者として引っ掛かり、ついつい、
目に入れてきました。記憶している作品と言えば――。
       ☆
 北村龍平・監督 『VERSUS』(2001)
 山口雄大・監督 『地獄甲子園』(2003)
 北村龍平・監督 『あずみ』(2003)
 金子修介・監督 『あずみ2 Death or Love』(2005)
 山口雄大・監督 『魁!! クロマティ高校 THE★MOVIE』(2005)
 深作健太・監督 『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』(2006)
 坂口拓・監督 『魁!!男塾』(2008)
 西村喜廣・監督 『東京残酷警察』(2008)
 山口雄大、坂口拓・監督 『極道兵器』(2011)
 山口雄大・監督 『デッドボール』(2011)
 園子温・監督 『地獄でなぜ悪い』(2013)
 石原貴洋・監督 『大阪少女』(2020)
 西村喜廣・監督 『TOKYOドラゴン飯店』(2020)
       ☆
作品自体が傑作の『地獄でなぜ悪い』だと、他の役者陣も
狂っているので致し方ないですが、『東京残酷警察』等では
妙に埋もれてしまっている印象。そういう意味で、明らかに
ご都合主義な役どころながらも、にじみ出てくるリアル感が
半端でなかった(下世話な日常性の中に挿入された絵空事
チックな役柄に、リアリティを与え得るという離れ業ですよ)
『大阪少女』は、単なるアクション俳優から、一歩も二歩も
抜け出ているように感じられ、個人的には感慨深かった訳。
ところで、特撮の方では、「仮面ライダーカブト」のカッシス
ワーム(乃木怜治)役で知られています。観返したくなるね。

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 映画特撮

*孝*天皇

様々な書籍を援用しながら、125代天皇名(漢風諡号
もしくは追号)を暗記しています。覚え方にはコツがあります
けれども、使用されている漢字で気になるのが、「」の字。
8人10代を数える女性天皇が、「不改常典」を守るための
中継ぎ”として扱われる場面が多々あるのですが、女性
云々以前に、「孝」の漢字が使われる天皇こそ、どうよ?と。
       ☆
 天皇(4代)
 天皇(5代)
 天皇(6代)
 天皇(7代)
 天皇(36代)
 天皇(46代)
 天皇(58代)
 天皇(120代)
 天皇(121代)
       ☆
中継ぎと呼ぶのが不正確ならば、時代の結節点に位置する
天皇ばかりのように見えてきます。いわゆる“欠史八代”に
すっぽり収まる第4~7代天皇。乙巳の変(645)のごたごたで
起用された第36代天皇・孝徳天皇は、難波朝に置き去りに
されたことから、大阪人にとって、判官贔屓したくなる人です。
第46代天皇は重祚して称徳天皇(48代)となりますが、最後の
天武系でしたね。藤原基経の政治力により、55歳で即位した
第58代天皇は元々傍流。臣籍降下していた源定省(さだみ)
宇多天皇(59代)の父です。菅原道真を重用したのが宇多天皇。
第120~121代天皇を経て、時代は明治へ移り変わってきました。

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : つぶやき

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Author:ぽか
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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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