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OGUISS

10月12日(火)、地元での地蔵巡り(下見)を終えた後、2021_10_12_荻須高徳展
JR京都線に乗って、美術館「えき」KYOTO へ向かい
ました。「荻須高徳展―私のパリ、パリの私―」が
開催中なのです。荻須高徳(1901~1986)は密かに
お気に入りの画家で、小磯良平(1903~1988)の
展覧会で出逢ってから、荻須の絵が目に留まるたび、
じっくりと賞味しています。まとめての観覧は初めて。
やはり、パリの街並みを描いた作品が中心とあって、
ユトリロ(1883~1955)や佐伯祐三(1898~1928)の
ことも頭を過ります。荻須の初期の画風に、佐伯の匂いを
感じざるも得ず。パリ以外に、ヴェネツィアを描いた絵も
数点あって、Martin Campbell 監督の 『CASINO
ROYALE』
(2006)を思い出したりもするのでした。
生誕120年記念か。東京美術学校(現・東京藝術大学)
では小磯の同期生、フランスでは佐伯との親交も有り。
最もフランス的な日本人”と呼ばれた荻須のエッセー
「私のパリ、パリの私」は、図録(2,000円)にも収録
されていて、大変にお得。、「稲沢市荻須記念美術館」にも
いつか行きたいなあ。伊勢丹9Fのビア・レストランにて夕食。
       ☆
 ――おおくの旅行者はパリへやってきて、ああ美しい風物だ、人間もおもしろいと観察します。だが絵の表現はそうした表面の美しさを描きだすということではないのです。自分のよろこびや好み(グウ)を表現するのです。ぼくのグウは、街そのものの構成を表現することです。街自身の構成を描くなかで空白ができると、これを埋めるために点景人物をいれることはありますが、歩いている人間そのものについては興味はわきません。
(街の構成)
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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