お菊神社
上方落語「皿屋敷」で知られる「播州皿屋敷」――という
古い芝居を基にして作ったのが、岡本綺堂の戯曲 『番町
皿屋敷』――そのお菊井戸が「姫路城」内に在るらしい
と聞きましても、今回は登城が叶わなかったので、何をか
言わんや。ですけれども、「お菊伝説の方が姫路城より
古い」とあれば、話半分。皿屋敷伝説自体も、日本国中、
多々あるようで、しかし、落語の舞台ではありますし、
通りかかった道の看板に大書もされていた「お菊神社」
(姫路市十二所前町122)に立ち寄っています。「十二所
神社」の末社という位置付け。「十二所神社」の主祭神が
少彦名大神、「お菊神社」は菊姫命(三菊大明神)と
されています。ぼくの聴いてきた落語では、青山鉄山の
お菊への横恋慕が物語の発端ですが、姫路城主・小寺
則職(のりもと)などが絡むと、「お家騒動」。政争を背景に
置いて見ますと、“忠義”やら何やら、途端にきな臭く……。
参考記事:「皿屋敷」播州の伝承 今に お菊神社
参考文献:桂米朝『米朝ばなし』(講談社文庫)
桂米朝 『上方落語 桂米朝コレクション2 奇想天外』(ちくま文庫)

古い芝居を基にして作ったのが、岡本綺堂の戯曲 『番町
皿屋敷』――そのお菊井戸が「姫路城」内に在るらしい
と聞きましても、今回は登城が叶わなかったので、何をか
言わんや。ですけれども、「お菊伝説の方が姫路城より
古い」とあれば、話半分。皿屋敷伝説自体も、日本国中、
多々あるようで、しかし、落語の舞台ではありますし、
通りかかった道の看板に大書もされていた「お菊神社」
(姫路市十二所前町122)に立ち寄っています。「十二所
神社」の末社という位置付け。「十二所神社」の主祭神が
少彦名大神、「お菊神社」は菊姫命(三菊大明神)と
されています。ぼくの聴いてきた落語では、青山鉄山の
お菊への横恋慕が物語の発端ですが、姫路城主・小寺
則職(のりもと)などが絡むと、「お家騒動」。政争を背景に
置いて見ますと、“忠義”やら何やら、途端にきな臭く……。
参考記事:「皿屋敷」播州の伝承 今に お菊神社
参考文献:桂米朝『米朝ばなし』(講談社文庫)
桂米朝 『上方落語 桂米朝コレクション2 奇想天外』(ちくま文庫)
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