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中央電気倶楽部

2021_11_04_中央電気倶楽部_1
2021_11_04_中央電気倶楽部_2
後ろから前から「中央電気倶楽部」
 翌日のガイドにおいて、スポット解説を受け持つ
 ことになったので、改めて、予習と復習に勤しむ
 毎日です。画像は「中央電気倶楽部」でして、
 11月4日撮影分となります。撮影当日は、「
 創立108周年
」と貼り出されていたのですが、
 数日後には取り去られていました。明治43年
 (1910)に発足した「日本電気協会」関西支部
 が、大正3年(1914)、「関西電気倶楽部」を
 建設。翌4年に「中央電気倶楽部」と名称変更。
 3代目となる現在の建物の設計は、葛野(かどの)
 壮一郎。昭和5年(1930)の建築ですから、
 「大江ビルヂング」から、ほぼ十年後なのね。
 スクラッチタイルの流行期でした。鉄骨鉄筋
 造り5階建て(地下1階)で、内部は各階によって
 デザインを変えているそうです(1階=大理石、
 2階=タイル、3階=木)。葛野は“倶楽部”を
 家庭の食堂と応接間の延長を見なしていたと
 いわれ、機会があれば、足を踏み入れてみたい
 もの。ファサードだけでも、バルコニーや飾り壺、
丸窓やアーチ型レリーフの植物文様など、なかなかに愉しめるのですけれど。南側に
在った「古河大阪ビル」本館・西館が解体されている最中とあって、通常は観ることが
出来なかった「中央電気倶楽部」の背面を観察できる機会ではあり、回り込んでみよう。

参考文献:『新装版 大大阪モダン建築』(青幻社)
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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