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文楽座150年

現在、「国立文楽劇場」の常設展示・企画コーナーでは、
文楽座命名150年文楽座の歴史」が催されています。
人形浄瑠璃文楽”の歴史に対して、竹本義太夫
竹本座」旗揚げが貞享元年(1684)だったと想起すれば、
まだ150年なの?! 怪訝な気持ちを覚えるのですけれど
……竹本采女(=豊竹若太夫)の「豊竹座」の創設に
しても、元禄16年(1703)。ポイントは「文楽座」命名に
ありました。文化8年(1811)から“あやつり芝居”の興行を
続けていた正井与兵衛(1751~1810)の劇団が、「文楽の
芝居
」と呼ばれていたのです。正井与兵衛は、素人文楽の
芸名が「文楽」でして、初代・植村文楽軒といわれます。
初代の没後、その妻・テルと2代目・文楽軒が、博労町
稲荷神社(=現「難波神社」)境内等で、宮地芝居を開催。
あやつり芝居(=文楽の芝居)は場所柄、「稲荷の芝居
とも呼ばれていましたが、正井大蔵(1813~1887)、後の
植村文楽翁が明治5年(1872)、大阪・松島新地に「官許
人形浄瑠璃文楽座
」の看板を掲げて、興行を行った訳です。
“文楽中興の祖”とも呼ばれる3代目・文楽軒=文楽翁が
劇場名も「松島文楽座(芝居)」と付けてから、150年……
という次第。しかし、展示資料を見ていると、豊竹呂太夫
所蔵品が多くて、驚きます。コレクター気質は嫌いでなくてよ。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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