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★ 2022年4月に読んだ本 ★

田辺聖子『私の大阪八景』(角川文庫)
……「八景」と言いつつ、5編から成る連作短編集。福島界隈、淀川、馬場町・教育塔、
 鶴橋の闇市、梅田新道。想定内の内容ではありますが、小松左京の解説が面白し。
堀江宏樹『三大遊郭』(幻冬舎新書)
……江戸吉原京都島原大坂新町が“三大遊郭”。“新地”とは違いますのよ。
『第166回=文楽公演 令和4年4月 国立文楽劇場』
 (独立行政法人日本芸術文化振興会)……「4月文楽公演」は、“文楽座命名
 150年
”、“豊竹咲太夫文化功労者顕彰記念”でもありました。
鈴木智彦+伊藤博敏+本橋信宏ほか『ルポ タブーの日本地図』(宝島社)
『文楽座命名150年 人形浄瑠璃「文楽座」の歩み』(人形浄瑠璃文楽座)
 ……無料で配布されていた小冊子でしたが、読み応え有り。編集に“熱”を感じました。
『文楽床本集 国立文楽劇場 令和4年4月』(独立行政法人日本芸術文化振興会)
藤田吾郎/編著『マンガでわかる発電・送配電』(オーム社)……作画は十凪高志、
 制作はオフィスsawa。“橋”(架道橋等を含む)ばかりか、鉄塔まで気になり出し……。
菅野俊輔『江戸・戦国のくずし字古文書入門』(扶桑社新書)……崩し字、始めてみます。
『西国三十三所巡礼寺院の版木』(元興寺文化財研究所)……「元興寺」で購入した
 5冊のうちの一冊。念願の“西国三十三所巡礼”もそろそろ始めてみないことには。
       ☆
なお、4月の「二人の読書会」のテクストはカポーティ(村上春樹・訳)でしたけれど、
いまだ手つかず。欲張りすぎたかな。テクスト自体の一読は容易ですが、先に原文を。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

Sheena Easton

Mayer Hawthorne の後、『HOUSE OF GUCCI』
サントラ盤ばかり、聴き倒していて、脳内が1980年代に引き
戻されてしまったのか、購入したきり、封も切っていなかった
Sheena Easton 『THE DEFINITIVE SINGLES 1980
-1987』
を聴いている次第。懐かしいと言っても、続けて耳に
入れていると、食傷気味にはなりますが、手練れのポップ・
シンガーであることに変わりはありません。どこをどう聴いても、
殿下の楽曲でしかない「Sugar Walls」(1984)を 自分の
持ち歌に出来る技量は流石。「Eternity」(1987)も、昔は
Chaka Khan と比較せざるを得なかったのですが、現在だと
素直に聴けます。ただ、3枚組みはしんどい。1987年までの
シングル・コンピレーションのため、同じく殿下制作の「101
(1989)や「Cool Love」は未収録。殿下名義で発表された
デュエット曲も集めてくれば、ちょっとしたアルバムが組めそう。

テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音

城北川の橋(2)

2022_04_18_野江電力所_送電鉄塔
2022_04_18_南菫橋
 「今福北橋」から、遊歩道も設けられている
 城北川を北上します。川べりでは、釣り糸を
 垂れている人も見かけました。手持ちの地図
 “城東区ふれあいマップ”によりますと、次に
 「南菫橋」が現れるはずですけれど……済生会
 野江病院
より手前(南)に、水管橋が見えて
 きます。水管橋の上には人が行き来できるよう、
 手すり付きの平面部分(通路?!)も有り。次に
 見えたのは、水管橋より大仕掛けでグリーン
 グレーの構造物。送電橋(上画像)のようです。
 送電橋の延長線上、東西両方向に鉄塔を確認
 できました。近くに在る「関西電力」関目変電所
 (大阪市城東区関目2丁目14−12)の関連物件
 かと思われましたが、野江電力所(城東区野江
 2丁目12)の送電鉄塔でした。「南菫橋」(下
 画像)は、橋長38.4mの合成桁橋。昭和35年
 (1960)に完成し、昭和43年(1968)に拡幅
 済み。おそらく、歩道面を分離して広げた模様。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

城北川の橋(1)

2022_04_18_大喜橋
2022_04_18_今福北橋
 昭和10年 (1935)4月に着工し、昭和15年
 (1940)12月に竣工した「城北運河」は、
 昭和60年 (1985)、淀川水系の一級河川
 “城北川”として生まれ変わりました。大川
 (=旧・淀川)と寝屋川とを結んでおり、全長
 5,615m、川幅40mです。大阪市城東区の
 「大喜橋」(上画像)は橋長39.6mの鋼鈑
 桁橋。昭和30年(1955)に完成し、昭和47年
 (1972)に拡幅されています。上流に架かって
 いるのが、下画像の「今福北橋」となり、橋長
 39.6mの連続合成桁橋。昭和43年(1968)の
 完成。特徴は、両側の歩道の中央部分に、
 バルコニーのような張り出し部が設けられて
 いることかな。「大喜橋」~「今福北橋」の間、
 城北川の西岸に、「日新製糖今福工場
 を眺めることが出来るのでした。元々、船に
 よる輸送が念頭にあったためか、どの橋面も
 中央部分が、心持ち 盛り上がっているような。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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桧森橋/霊山寺橋

真弓橋」を渡っての真弓山(まゆみやま)長弓寺
2022_03_27_桧森橋
2022_03_27_霊山寺橋

とは逆に、鼻高山(びこうさん)霊山寺(りょうせんじ)
の場合、枚方大和郡山線(大阪府道・奈良県道
7号)を南下して行きます。近鉄・富雄駅を起点に
考えると、北と南と反対方向ですし、「長弓寺」が
生駒市内だったのに対し、「霊山寺」は奈良市。
また、「長弓寺」は富雄川左岸に位置するのに
対して、「霊山寺」は富雄川の右岸なのですよ。
同じ富雄川を渡りましても、「長弓寺」では東へ
渡るのと対照的に、「霊山寺」では西へ渡ることで
混乱します。自動車で行く場合、駐車場に近い
桧森橋(ひのきのもりばし)」(上画像)を通ることに
なりましょうか。歩いて行かれる場合は、朱塗りの
大鳥居に真っすぐつながる「霊山寺橋」(下画像)
の方が気分ですね。「霊山寺橋」を渡った右手の
親柱に「右 郡山」、左手に「左 枚方」(大阪府
枚方市)の石板表示を見て固まってしまうのは、
まだ、「霊山寺」の地図における位置付けが、
頭の中で整理できていないせいなのであります。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

福車を見よ!

2022_04_26_桂福車 4月26日は、桂福車(1961~2018)の誕生日。
 平成30年(2018)2月1日に急逝されており、
 この日は、「天満天神繁昌亭」にて、上方らくご
 カルテット・プレゼンツ「桂福車 還暦+1年 
 この高座を見よ!
」を聴きました。「龍ノ蔵」で
 軽く呑み喰いしてから、雨模様の中、会場入り。
 生きていれば還暦(+1年)……本来は昨年の
 落語会
が流れてしまい、今回のお招きでした。
 開口一番は桂雪鹿の「煮売屋」。桂文昇
秘伝書」は、福車に捧げるバージョン。桂春雨の「花色木綿」は中盤がうろ覚え。
桂坊枝の「時うどん」で中入り。なお、お茶子は娘の大津萌恵さんが務めています。
トリが福車の「らくだ」で、第94回「上方らくごカルテット」からの映像。やはり、良いね。
ぼくの中では、生で聴いた2014年5月16日「動楽亭昼席」での「らくだ」が最強とは
いえ……萌恵さんと母らしき女性がお見送りを行っていました。天神橋筋商店街を
歩いて帰り、スカル(髑髏)柄のシャツを購入。米軍のバッジらしき物も頂きました。

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語呑む

真弓橋/真弓山橋

2022_03_27_真弓橋
2022_03_27_真弓山橋
 真弓山(まゆみやま)長弓寺を訪れたのは、
 3月27日のことでありました。奈良県最北部の
 生駒市高山町から始まり、生駒郡斑鳩町~
 安堵町の辺りで大和川に合流する富雄川は、
 古来、「富の小川」と呼ばれていたそうで、
 近鉄・奈良線の駅名にも採られている“富雄”
 周辺を南北に流れています。ほぼ川沿いに
 枚方大和郡山線(大阪府道・奈良県道7号)を
 北上すると「長弓寺」に到着します。最寄りの
 バス停の名称は生駒上町、もしくは真弓橋
 なり、生駒上町(往路)からは、富雄川を東へ
 渡る必要があり、架かっている「真弓橋
 (上画像)が 橋長17.30mの単純PCプレテン
 T桁橋――PCは「プレストレストコンクリート」、
 プレテンは「プレテンション方式」の略です。
 「長弓寺」の大門前に架かっている 本当に
 ささやかな小橋は「真弓山橋」(下画像)。
 愛らしくも、立派な橋名を持っていて健気よね。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

紹鴎森天満宮

加賀谷天満宮」の撫で牛を眺めた時、天神さんに牛は2022_03_26_紹鴎森天満宮
必須アイテムだから……と、「紹鴎森天満宮」のことを
思い起こしていました。絵馬殿の前に奉納されており、
嗚呼、天神さんだったか、と再認識させられる神社です。
大胆にも、「天満宮」だけで通そうとしているように窺え、
「伊勢神宮かよ!」と突っ込みたくもなりました。別名が
天神森天満宮」、「天下茶屋天満宮」、「子安天満宮
――応永年間(1394~1428)に「北野天満宮」から勧請。
菅丞相が筑紫への左遷時、「住吉大社」へ参拝の折、
休息された土地だそうです。「紹鴎森天満宮」(大阪市
西成区岸里東2丁目3番19号)の本殿は、元禄15年
(1702)の建立。樹齢600年を超えるというクスノキが鬱蒼
と茂っていることから、“天神の森”(すぐ東側に阪堺電気
軌道・阪堺線の「天神ノ森」駅)と呼ばれ、その森の一隅に
武野紹鴎(1502~1555)が茶室を構えていたともいいます。
さらには、豊臣秀吉(1537~1598)が堺や住吉への往来の
途中、森の西側で茶の湯を楽しんだといい、「殿下茶屋」=
天下茶屋てんがちゃや」と称されることに……淀君懐妊の際、
秀吉が参詣したという子安石も祀られているのですが、全体に
荒涼とした空気が漂っており、うら寂しいのは土地柄でしょうか。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡樹木

お手を拝借!!

2022_04_23_「モリムラ@ミュージアム」 4月23日(土)、ようやく4日連続の深夜勤務から解放
 されました。午後からOsaka Metroで北加賀谷へ移動
 します。少しだけ南港通に沿って西進。「加賀谷天満宮
 境内を抜け、北加賀谷交番、北加賀谷公園を右手に、
 西へ2ブロック行けば、「モリムラ@ミュージアム」が
 見えてきます。M@M第6回展は森村泰昌×桐竹勘十郎
 二人展「人間浄瑠璃 お手を拝借!!」です。3月に公演
 された人間浄瑠璃「新・鏡影綺譚のコラボレーション
 企画で、“和”に焦点を当てたモリムラ作品、勘十郎の
 猿人形等が展示されていました。面白かったのは、人形
 インスタレーション(酒屋のお園)で、三人遣いはマネキン
 なのですが、舞台そのままに、文楽人形(お園)自体を
支えているのは人形遣い(のマネキン)だけという設営手法です。前から、後ろから、
じっくりと見入ってしまいましたよ。2人の対談動画も愉しくて、何とも良い気分でした。
来月13日(金)には、Eテレ「新・にっぽんの芸能」でも放送される模様(再放送有り)。

tag : 美術文楽

ウォーズマン

2022_04_22_マンホール 深夜勤務のシフト上がりが、朝8時過ぎ。10時開催の
 「北区ぶらぶら 2022 小さな旅に出かけよう!
 第1回、「変わりゆく梅田から大淀界隈を巡る ―現在と
 過去を行ったり来たり―
」の集合場所である「うめきた
 広場」へ向かいました。スタッフ集合時刻 9時30分まで、
 半時間ばかり空いていたので、「グランフロント大阪」
 北館の南東角に設けられたキン肉マン」のマンホール
 蓋
(=ウォーズマン)を探し当て、画像に収めています。
 昨秋に回ったコースを踏襲するを幸いに、メインでガイド
 するM代表の補助に留まり、体力温存に努めるあまり、
 守りに終始したことが、個人的な反省点。今回の下見
 時点では、蕾の状態だった「了徳院福島聖天)」の
藤の花がほぼ咲き切っていました。藤の花のシーズンは非常に短い印象です。
       ☆
この日も22時(前倒しで20時過ぎ)から事業所入り。「関西電力送配電」公認の
鉄塔ミニチュアをガチャで入手し続け、21日(木)に「下小鳥線No.47」(えぼし型)、
本日には電線ドラム&ヘルメットも無事ゲットできました。結局、コンプリートなのね。
鉄塔の基本を押さえるべく、『マンガでわかる発電・送配電』も読み始めています。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡漫画樹木

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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