出入橋
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上画像に小さく写っている「きんつば屋」 |
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進みます。四つ橋筋を渡り、さらに西へ向かう
と、阪神高速11号・池田線が走る下に見える
のが「出入橋」です。例によって、高速道路に
供された場所から想像されるように、かつて、
堂島川と大阪駅を南北に結ぶ梅田入堀川
(梅田運河)に架かっていた出入橋の高欄が
残っている訳ですね。細かく分けると、堂島川
から駅構内手前までが堂島掘割、駅構内が
梅田入堀と呼ばれていたそうです。大阪~
神戸間の鉄道開通は明治7年(1874)。明治
10年に大阪駅と曽根崎川(蜆川)の間に
掘割が開削され、翌年、堂島川まで延長
されています。堀川は埋め立てられましたが、
昭和10年(1935)竣工の出入橋は、高欄だけ
でなく、石畳も現存しているのが嬉しいところ。
西詰北側に「出入橋 きんつば屋」(大阪市
北区堂島3-4-10)が在り、「あんこめぐり」で
きんつば(3個350円)を買い求めるのでした。
参考文献:伊藤純・橋爪節也・船越幹央・八木滋『大阪の橋ものがたり』(創元社)
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