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城北川の橋(3)

2022_04_18_中菫橋 「南菫橋」の北(城北川の上流)に架かっているのが、
 「中菫橋」でした。城東区内で城北川に架かっている
 橋のうち、今回(4月18日)は「大喜橋」から「北菫橋
 まで、チェックしてみた訳ですが、「中菫橋」(左上画像)
 と「すみれ小橋」(右上画像)が、ぼくの琴線に触れて
 います。橋長38.1mの「中菫橋」は、昭和31年(1956)に
 完成。おそらく、昭和43年(1968)の拡幅時に設置された
 と思われる高欄や親柱の意匠が素敵です。深緑色に
 塗られた欄干は、リズミカルにアール・ヌーボー的な曲線を
 描き、欄干の支柱の頭にはの花と茎と葉をモチーフと
 したデザインが施されています。剥落した物もありますが、
 花崗岩の親柱には、5弁の菫の花が象嵌されていました。
(一部旭区の「菫橋」は未見ですが)最も“菫”を感じさせる橋と言えましょう。
「中菫橋」東詰から、城北川の左岸(東岸)を北上。
大阪大国技館跡」も近くに在るUR都市機構
2022_04_18_すみれ小橋
2022_04_18_北菫橋

「リビエール関目」には、“滝の広場”という名の
スペースが設けられ、城北川に通じる水路も
あったのです。中之島周辺で言えば、入船川の
ような物で、入船橋に相当するのが「すみれ
小橋
」となります。滝の広場(現在、水は流れて
おらず)では、国技館や力士を象ったオブジェの
施された鉄格子の扉も見つかり、得した気分。
「すみれ小橋」のアップダウンは、遊歩道の良い
アクセントになっていますね。やがて辿り着くのが
北菫橋」(右下画像)。橋長38.3mのPC桁橋
です。昭和33年(1958)に完成し、昭和44年(
1969)拡幅。「南菫橋」や「中菫橋」と比べても、
車道部分が狭く感じられました。東へ行けば、
「プロムナーデ関目」、「大阪信愛学院」。
西へ行けば、大阪府警察本部警備第一機動隊
(出入りする人間は歩き方で識別できます)、
京阪・関目駅、Osaka Metro(今里筋線)・
関目成育駅……駅が近付くにつれ、道幅が
息苦しく、迫ってくるように感じられなくもなく。


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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
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