どろんこ
『諢話(おどけばし) 江戸嬉笑(ぎしょう)』に収められた
古今亭三鳥・作「生酔」に、“大どろんこ”という語が
使用されています。酔っぱらっていること、ドロンケン
ともいい、「紅毛のことばに酔た事をトロンコと云、
是医者の仲間にてよく云しやれ言なり」(『繁千話』)
とあって、蘭方医から出た流行語らしいです。英語で
言えば、“drunk”。もしかすると、「どろどろに酔う」の
「どろどろ」の元は、ドロンケンか?と疑ってみたり。
或いは、ドイツ語で“trinken”(酔う)の直説法過去が
“trank”、過去分詞が“getrunken”と思い返して、
泥酔者を指す「大虎」の「虎」とは、それこそ、トロンコ
~トランク(trank)に相通じるのではないかしら?と。
参考文献:『化政期 落語本集 ―近世笑話集(下)―』(岩波文庫)
古今亭三鳥・作「生酔」に、“大どろんこ”という語が
使用されています。酔っぱらっていること、ドロンケン
ともいい、「紅毛のことばに酔た事をトロンコと云、
是医者の仲間にてよく云しやれ言なり」(『繁千話』)
とあって、蘭方医から出た流行語らしいです。英語で
言えば、“drunk”。もしかすると、「どろどろに酔う」の
「どろどろ」の元は、ドロンケンか?と疑ってみたり。
或いは、ドイツ語で“trinken”(酔う)の直説法過去が
“trank”、過去分詞が“getrunken”と思い返して、
泥酔者を指す「大虎」の「虎」とは、それこそ、トロンコ
~トランク(trank)に相通じるのではないかしら?と。
参考文献:『化政期 落語本集 ―近世笑話集(下)―』(岩波文庫)
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