黄昏番組

「夏休み文楽特別公演」第3部(サマーレイトショー)を
鑑賞しました。演目は「花上野(はなのうえの)誉碑(ほまれの
いしぶみ)」志度寺の段、「紅葉狩」です。「花上野誉碑」は
浪曲で原話を知った田宮坊太郎(浄瑠璃では、民谷)の
敵討ちの一部ですが……金毘羅権現に願掛けをしていた
乳母お辻も、何も刀を突き立てて死ぬことはあるまい、と
醒めてしまう訳で(切の豊竹呂太夫/鶴澤清介の熱演に
関わらず)、舞台中央に現れる金の御幣に対しても、良い
気はしませんでした。人形役割は、森口源太左衛門が
吉田玉志、坊太郎が吉田簑太郎、お辻が豊松清十郎。
15分の休憩後、大好きな「紅葉狩」。豊竹呂勢太夫の
美声にうっとりしていると、更科姫が3人とも出遣いでびっくり。吉田一輔だけでなく、
左遣いの吉田簑紫郎、足遣いの吉田簑悠も顔を出していました(いや、腰を悪くして
いる ぼくには、足遣いの業がしんどく見えて仕方なくって)。颯爽と登場する山神の
吉田玉勢も格好良かったな。平維茂は吉田玉助。同演目に出てくる名剣・小烏丸
に因んで、「刀剣乱舞」(シミュレーション・ゲーム)とコラボレーション。会場内には、
以前の小狐丸と併せて、小烏丸の文楽人形(左上画像)も飾られていましたね。
☆
開演直前には、「たこ焼きえびす」で、ちょい呑みセット(1,100円)と特選ロース丼
(1,500円)の肉増し(200円)を腹に入れています。終演後は、「なんばウォーク」に
下りて、「心斎橋ミツヤ」まで歩き、かき氷(ミルク金時:800円)を頂きましたよ。
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