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夢想継承

8月6日(土)13時、「国立文楽劇場」にて、人形浄瑠璃
文楽夢想 継承伝」昼の部を鑑賞しました。昨年に続いて
2回目です。若手中心の公演で、客席ばかりか、演者も
力が入っているように感じられます。芝居は皆で作るものと
しみじみ感じ入るのです。残念なことに、吉田玉翔が休演。
のっけの「二人三番叟」で、吉田玉征の左(しかも、出遣い)
付いた吉田玉男師匠が汗だくになっているのを観て、びびり
まくり……続いての、「仮名手本忠臣蔵」裏門の段では、
豊竹呂勢太夫と鶴澤清公。早野勘平を桐竹勘介が遣い、
腰元おかるは吉田簑之。鷺坂伴内を桐竹勘十郎師匠が
楽しげに務めていました。20分休憩の後、若手座談会
「俺の話を聞いてください…」で、司会は亀岡典子(産経
新聞社)。元は人形遣い志願で研修生となった清公を
変えたのは師匠の鶴澤清介、玉征は(三番叟で共演と
なった)吉田玉延と中・高の同級生、吉田玉峻の父は演劇
好き……といったネタを拾いました。生では2度目の鑑賞と
なる「傾城恋飛脚」新口村の段――口で、鶴澤清志郎の
三味線に対して、豊竹薫太夫が頑張っていました。切では
豊竹呂太夫に、三味線が鶴澤友之助。人形役割は、亀屋
忠兵衛が吉田玉路、遊女梅川が桐竹勘次郎、親孫右衛門が
桐竹紋臣……そして、八右衛門は吉田玉男(密かに左遣いが
桐竹勘十郎
)。演目自体に目新しさは無いのですが、会場の
雰囲気や、(巧拙は別に)フレッシュな配役など、シンプルに
舞台の面白さ、リアルタイムの現場感が伝わってきましたよ。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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