3人の切語り
解放感と言うより、虚脱感なのか。がっくりと
来ています。約3か月間、コルセットを締め
続けてきたけれど、朝方にはどうしようもなく、
タクシーで出勤。午後から日本橋へ移動します。
13時から「国立文楽劇場」にて、第25回「文楽
素浄瑠璃の会」(第44回邦楽公演)が開催。
(豊竹咲太夫を除いて)3人の切語りを聴こう
ではないか、と。贅沢極まりないなぁと若干
緊張。「碁太平記白石噺」逆井村の段は
竹本千歳太夫と豊澤富助、「奥州安達原」
袖萩祭文の段は豊竹呂太夫と鶴澤清介、
「源平布引滝」九郎助住家の段は竹本錣太夫
と鶴澤藤蔵。千歳太夫はいつでも全力投球。
呂太夫と清介の組み合わせは安心感があり、
袖萩と両親との垣一重を隔てての遣り取りは
「摂州合邦辻」を想起させます。人形が無い
と、油断しがちですが、逆井村では与茂作の
死骸が運び込まれているし、袖萩祭文では
父娘が自害しています。ストーリーの展開上、
重要な個所はきちんと押さえておかなければ。
呂太夫は静かな立ち上がりから、終盤にかけて
化けたように盛り上げてきました。九郎助住家は
人形浄瑠璃の舞台で鑑賞しているので、語りも
すっと耳に入ってきました。斎藤実盛が男前。
前日の疲れもあって、うとうとしそうになりました
が、冷房の効いた劇場の片隅で、心地良い音楽
(邦楽)に身を任せていられることの幸せさ……。
来ています。約3か月間、コルセットを締め
続けてきたけれど、朝方にはどうしようもなく、
タクシーで出勤。午後から日本橋へ移動します。
13時から「国立文楽劇場」にて、第25回「文楽
素浄瑠璃の会」(第44回邦楽公演)が開催。
(豊竹咲太夫を除いて)3人の切語りを聴こう
ではないか、と。贅沢極まりないなぁと若干
緊張。「碁太平記白石噺」逆井村の段は
竹本千歳太夫と豊澤富助、「奥州安達原」
袖萩祭文の段は豊竹呂太夫と鶴澤清介、
「源平布引滝」九郎助住家の段は竹本錣太夫
と鶴澤藤蔵。千歳太夫はいつでも全力投球。
呂太夫と清介の組み合わせは安心感があり、
袖萩と両親との垣一重を隔てての遣り取りは
「摂州合邦辻」を想起させます。人形が無い
と、油断しがちですが、逆井村では与茂作の
死骸が運び込まれているし、袖萩祭文では
父娘が自害しています。ストーリーの展開上、
重要な個所はきちんと押さえておかなければ。
呂太夫は静かな立ち上がりから、終盤にかけて
化けたように盛り上げてきました。九郎助住家は
人形浄瑠璃の舞台で鑑賞しているので、語りも
すっと耳に入ってきました。斎藤実盛が男前。
前日の疲れもあって、うとうとしそうになりました
が、冷房の効いた劇場の片隅で、心地良い音楽
(邦楽)に身を任せていられることの幸せさ……。
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