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上方歌舞伎会

8月24日(水)13時から、「国立文楽劇場」にて、第32回
上方歌舞伎会」(国立文楽劇場歌舞伎俳優既成者研修
発表会)を鑑賞しました。恥ずかしながら、歌舞伎を生で
観るのは初めて。若手俳優がメインとはいえ、緊張しながら
足を運んだのですが……文楽よりも砕けた雰囲気が、意外
でした。妙にカジュアルで、浪曲に近しいものを感じました。
伊勢音頭恋寝刃」古市油屋店先の場/同奥庭の場―
―という演目に惹かれた理由を申しますと、それを基にした
国言詢音頭」の非情美にくらくらしていたものですから。
“辛抱立役”である福岡貢(片岡愛治郎)が、妖刀「青江
下坂
」に操られるように、ばっさばっさと斬り殺した挙げ句、
あっけらかんとしたハッピー・エンドに至ったことで、愕然と
しました。え、それでいいの?みたいな。面白くはあります
けれども、ぼくの好みは凄惨極まりない文楽バージョン、
八柴初右衛門(主遣い:吉田玉男)の方だな。中居万野の
役を務めた上村折乃助、料理人喜助の中村翫政、お鹿の
中村鴈大も良かったのですが。一番目を奪われたのは、
お岸を務めていた片岡千太郎で、続いての演目「乗合船
恵方万歳
」では芸者役でしたね。ただ、“上方歌舞伎”と
謳いながら、何故に常磐津(連中)なのか、よくわからず。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 演劇

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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