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空の粒子

2022_09_12_青木野枝「空の粒子/パッセージ 2015」 兵庫県西宮市大阪府豊中市(千里中央)から、再び、話柄を
 大阪市に戻します。鉄という素材を溶断・溶接して、周囲の
 空間に溶け込むような作品を手掛ける彫刻家、青木野枝
 (1958~)は昨年、紫綬褒章も受章していますが、淀屋橋
 近くで、青木の作品「空の粒子/パッセージ 2015」を
 鑑賞できます。平成27年1月に竣工した「日本生命保険
 相互会社
東館は、日建設計の設計、大林組が施工。
 その東側の歩道に、無数の鉄の輪から成るオブジェが
 設置されており、北と南に樹木状の2基、その間に7本の
 アーチが架かっています。東館で働く約3,300人の9割が
 女性といわれ、鉄を使用しながら、自然に馴染む優しい
 作風が、何とも相応しく。使用された厚さ12mmの円状の
 鉄板はコールテン鋼で、錆びが進行後に安定する特性を
 持つ。青木は「空に水が蒸発してまた地上に戻る、水が
 循環する中で私たちは生きている。その世界を表現して
います
」と語っており、実際、錆びた鉄の樹やアーチが妙に気持ちをほっとさせてくれる
のです。鉄つながりで、アントニー・ゴームリーMind-Body Column」も思い出す
などして、仏像同様、錆びたり、汚れたりする自然の変化をも吞み込む様が良いのね。

参考記事:Art Trip(朝日マリオン.コム)
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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