大樟龍王社

「紀三井寺」鐘楼の南側にも、樹齢400年といわれる
樟樹が聳え立ち、昭和59年(1984)時点で、胸高樹周
5.6m、高さ2mの所で樹周6.4m、樹高21m、樹冠の
占める広さが約700平方m――と記されています。この
大樟樹は、後白河法皇が行幸された折の手植えの後継
樹とされ、“霊木”扱い(和歌山市指定の天然記念物)。
巳さんのことを指しているようにしか思えないのですが、
その霊木に鎮座する神を祀っているのが「大樟龍王社」
(左画像)でした。結縁厄坂の中程にも、為光上人が
竜王から贈られて持ち帰ったと伝わる「応同樹」(クスノキ
科タブノキ)が立派に育ち、近接して祀られていたのが
「白瀧大明神」……瀧⇒龍(竜)⇒蛇(巳さん)だよね。
独りで得心しようとするぼくなのです。「紀三井寺」で、直接
蛇に直接関係する伝承は、まだ見つからないのだけれど。
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