fc2ブログ

宝寿橋(朝護孫子寺)

2022_10_11_宝寿橋 貴方がいないから、ぼくは独りでどこにも行けなくて
 (出て行けば、どこにも帰ってこれず)、流れる水のように
 やがては砂地に吸い込まれ、涸れ果て、消え失せる。
 子供の頃に読み耽った探偵小説ばかり、手元に寄せて、
 万年床に寝そべり、頁を繰る引き籠もりの廃人になる。
 つい一週間前の愉しかった信貴山を思い浮かべながら。
        ☆
 「朝護孫子寺」の「榧の木稲荷社」から(融通殿を有する)
 「成福院」や「玉蔵院」へ向かおうとして、木漏れ日の中、
 石橋が架かっているのが見えます。感じの良い「宝寿橋
 でした(実際の親柱に刻まれている橋名は旧字体です
 けれども)。画像の奥に垣間見えるのが「融通殿」で、
 手前には寅ポストも立っていましたっけ。「天気は心配
 しなくていい。『きっと晴れるから』と言っていたでしょ」と、
 その日は何度、口にしたことかしら。決して雨は降らない。
スポンサーサイト



テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 小説

カレンダー
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Access Counter
総閲覧者数:
Online Counter
現在の閲覧者数:
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリー
プロフィール

ぽか

Author:ぽか
⇒ 旧プロフィール

歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

リンク
月別アーカイブ
検索フォーム
Amazon
QRコード
QR
RSSリンクの表示
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メルマガ登録はこちらから
購読希望者はメール・アドレスを書き入れて「送信」してね!
SOUKEN