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織太夫一強

翌日に迫った、まち歩きのボランティア・ガイド。
その直前まで徹夜シフト。さらに、本日出勤前の
講座有り……「平吾…仕事だ」と呑み込むよ。
何と言いましても、「国立文楽劇場 友の会」と
大阪歴史博物館」とのコラボレーション企画、
第129回「文楽のつどい」ですもの。14時から
歴史博物館の4階で開かれました。まず、同館
学芸員の澤井浩一氏が、「大阪歴史博物館
所蔵資料でたどる文楽の歴史 ―初春文楽
公演によせて―
」と題してのお話。通り一遍の
内容で、会員レベルだと何の新味も感じられず。
進行係も段取りが悪くてねえ。ところが、10分
休憩を挟んで、対談「文楽と発祥の町 大阪」に
登場した竹本織太夫は凄かった! スーツ姿の
凛々しさばかりか、張りのある声量。どう逆立ち
しても敵わない、一般人には無い “華” に圧倒
されっ放しでしたよ。生家が伝統芸能関係者の
集う旅館のような観を呈していた逸話等も面白く、
建築好きと白状されると、思わず、共感させられも
してね。かつての「道頓堀文楽座(⇒朝日座)」は
吉田五十八の設計でしたか。15時30分に対談を
終え、館内の自由見学。記念品に、エコ・バッグと
メモ帳を頂きました。谷町四丁目から南森町に帰り、
薫々堂」にて手土産を買うと、出勤準備を急ぎ。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽講座近代建築おやつ

ミツヤライス

正午過ぎのランチ・タイム、大阪駅前ビルを彷徨しています。
前々日に「きったんカレー」を利用したので、梅田新道を
渡った次第ですけれども……「ちかごろのカレー屋さん
KANAE
」、「Roche」、「spice32」のカウンターは満席、
十壱亭」の前に行列、「ごえん」の暖簾は上がっておらず。
昼食を取るのを諦め、「ホワイティうめだ」経由で帰社しました。
       ☆
2022_12_21_伝説のミツヤライス 19時半まで残業し、お許しが出たところで退出。
 相方と合流すると、「阪急三番街」を一巡した後
 (フード・ホールから「クサカカレー ロイヤル」が
 撤収していましたねえ……)、「心斎橋ミツヤ
 阪急三番街店
に入りました。ぼくは、“伝説の
 ミツヤライス
(左画像)をジャンボ・サイズで注文。
 1プレートに、スパゲティ・ミートソース、ふわふわ
 オムライス(トマトソース)、サクサク・ポークカツ、
 サラダが満載とはいえ、どうも、野菜不足の観。
相方は悩み倒した挙げ句、“心斎橋モヒカン”(豚カツの載った鉄板スパゲティ)にして
いました。珈琲をセット。「心斎橋ミツヤ」自体の創業は昭和18年(1943)。洋食よりも、
甘味処の印象が強いかもしれません。ふむ。やっぱり、あんみつにすればよかったなぁ。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー

雌伏千年

出歩いて(呑み歩いて)いるばかり
かと思えば、引き籠もってばかりもいる。
今日一日中、一歩も部屋を出なかった。
風太郎を読み、中世の大阪の文献を
2冊読了。読む物があれば、(黒い)音と
映画でもあれば、さらに言うことはない。
腰は鈍く痛むけれど、外出しないのだから
気にはしない。1週間ほど前に購入した
「文楽プレミアムシアター」第7回の視聴
期限が迫ってきても、週末の今年最後の
ガイドを終えないことには、手出し出来ず。
大阪市立図書館」デジタル・アーカイブ
『大阪建設史夜話』 附図、「大阪古地図
集成
」が加わっていたことに、感泣至極。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき地図

北辰橋

天満堀川に架かっていたといわれる
北辰橋_昭和44年(1969)8月12日
2022_12_13_北辰ビル_1
2022_12_13_北辰ビル_2

15橋(当座)について、これまで、8橋を
取り上げてきました。今回は「長江橋
と「夫婦橋」の間に架けられていたという
北辰(ほくたつ)」のお話です。よく読み
間違えられますが、重箱読みで正解。
阪神高速12号・守口線が開通した昭和
43年(1968)5月1日の時点で、天満
堀川も無くなったように受け取られがち
ですけれど、すぐに埋め立てられたという
こともなく。右上画像が、翌年8月12日
撮影された天満堀川になります……
「夫婦橋」の橋柱灯を少々弄った形状に
しか見えず、「夫婦橋」かなと思いきや、
阪神高速のカーブの具合や橋脚の配置
から鑑みるに、「北辰橋」ではないか、と
穿っています。ただ、あまりにも、「夫婦
橋」と似過ぎており、逡巡は止まず。
浪花百景」 “北妙けん堤” で有名な
北辰=北斗星・北極星を祀る能勢妙見
本尊を勧請した“妙見堂” (現在名は
正善院」)が近くに在ったことから、
橋名は付けられたのでしょう。橋も地名も
残っていないにせよ、橋(跡)の南詰
西側には、「北辰ビル」(大阪市北区
天神橋3丁目11−34)が建っています。
その3軒ばかり隣が 「正善院」(北区
天神橋3丁目11-3)という位置関係。

参考記事:関西大学 大阪都市遺産研究センター 所蔵・牧村史陽氏旧蔵写真データベース

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

梅新西歩道橋(仮称)

『昭和の大阪』P87_縮小 何の気無しに、手元に届いたばかりの
 『昭和の大阪 昭和20~50年』
 頁を繰っていたらば、調査中の物件
 「梅新西歩道橋仮称)」に行き当たり
 ましたよ。Bravo! 地図等では確認に
 至っていないので、ぼくなりの当座の
 命名です。キャプションには、「梅新東
 交差点に完成した歩道橋 昭和45年
 7月
」とあり、手前に現在の「梅新東
 歩道橋
(平成10年竣工)の前身となる
 歩道橋が写っています。北西角の
 「国道ビル」には、「近畿相互銀行」が
入居。南西(上中央)に 「あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー」の前身である
「同和ビルヂング(同和火災海上)」が在り、その手前角には「関西相互銀行」が見えて
います。「同和火災海上」の前から、「梅田新道歩道橋」(リニューアルされているか
どうかは未確認)が架かっており、その奥に、もう1つの歩道橋が写っているのでした。
田辺聖子のエッセイで、その存在が推測されていた「梅田新道の西側歩道橋」です。
梅田新道交差点の南西角に建っていたという「梅田東映会館」の開館は、昭和34年
(1959)3月20日ですから、写っていそうなものですが、歩道橋を下りてすぐ(映画館の
北側)
は駐車スペースのように空き地があって、映画館自体は「同和火災海上」の陰に
隠れているようです。他の個人ブログでも、「梅田東映会館」前の歩道橋は確認済み。

参考文献:写真―産経新聞社『昭和の大阪 昭和20~50年』(光村推古書院)
       田辺聖子『大阪弁ちゃらんぽらん』(中公文庫)

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

異形の血

胃壁が破壊されている模様。
元々胃下垂気味ではあった
けれども、春先から抱えている
腰の爆弾とともに、極めて不穏。
土曜出勤すれば、欠勤者多数で
残業を強いられ、胃液を吐くと、
グレープ・ジュースの色なのか、
血が混じっているのか、判然と
せず。相方が大阪を去っており、
しんしんと寒さが染みてくる……。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

非忠臣蔵

古川智映子の『小説 土佐堀川 ―広岡浅子の生涯』を読了。
小説としては喰い足りないけれど、広岡浅子(1849~1919)の
生涯を一読で理解するには便利な本です。ふと気になり出すと、
相棒のシャープ製「Linux ZaurusC860)」の先行きを案じて、
予備の1機をネット・オークションで落札。発売されたのは平成
15年(2003)11月末でしたか……何もかも懐かしい。もしかして、
それが最後の相棒になりそう。在庫が払底するより何より先に、
ぼくが(……因みにSL-C760 も1機、キープしていますよ)。
ガイド絡みで、大阪の中世について学習中ですが、まとまった
書籍が無く、手を付けあぐねていたところ、Amazon に注文して
いたハード・カバー1部が配達されてきました。これで切り崩して
いけるかなあ。もう1冊、カートに入れて注文してみましょう。が、
何故か、余裕をかまし、山田風太郎の忠臣蔵の頁を捲る、と。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき小説モバイル

溝之側横断歩道橋

これまで、天満堀川に架かる(架かっていた)橋を
気の向くままに取り上げてきました。基本的には、
15の橋が在ったといわれていますが(もう1本の
謎の橋
については調査中)、「太平(たいへい)」、
樽屋橋」、「堀川橋」、「寺町橋」、「綿屋橋」、
梅ヶ枝橋」(改めて、記事を1本仕立て直すかな)、
夫婦橋」(現在も調査続行中の物件)はログ参照。
       ☆
2022_12_03_溝之側横断歩道橋 「浪花百景」の頃であれば、大川(旧・
 淀川)右岸に天満青物市場が在って、
 その西側が“市之側”と呼ばれていた
 ようです。青物市場が無くなってからも
 天満橋と天神橋の間(大川北岸)は、
 市之側と呼ばれていたことが、大正
 3年の地図で確かめられます。そこから
 本題に入るのですが、市之側のさらに
 北側が“溝之側”と呼ばれていたらしい
です(現在、古地図では未確認)。「堀川橋」と「寺町橋」の間辺り、溝之側筋(?!)に
架かっていた橋が「溝側橋」とされまして、当然、現在は跡形も無いのですけれど、その
位置に「溝之側横断歩道橋」が架かっている訳ですよ。自転車も渡れる仕様ですが、
阪神高速道路の高架下で、圧迫感を受け、あまり愉快な心持ちにはなれません。昔は、
浮浪者が段ボールを持ち込んでいた時期もありましたかねえ。何とかしてあげたいな。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

極月ミニ

今日は余裕を持って、門戸厄神へ出掛けました。
最近お気に入りの厨二病パーカーを羽織ってね。
18時30分から、「門戸寄席J:SPACE)」にて
桂文鹿ミニ独演会」開催です。スタンプ・カードに
12個押印してもらい、コンプリート。特製サイン入り
手拭いやシール等を頂けるとのことで、密かに楽しみ
ではあったのですけれども。まずは、文鹿さんから
看板の一(ピン)」。オリジナル(短縮版?!)のサゲが
ずばっと決まり、良い流れで、開口二番が桂雪鹿
持参金」。非常に上手くなっていると思います。
続いて、文鹿さんが笑福亭たま・原案の「消防士」。
上方落語協会を脱退してから、文鹿さんと組んでの
二人会に付き合ってくれるのが、笑福亭由瓶、たま、
桂雀太――3人の気●いだと、笑かしてくれました。
中入りの後、「瘤弁慶」で締めています。来年も同じ
ハコで、月例の独演会を行うのかと思っていたらば、
次は無いらしい。毎月3本、計36本のネタを披露して
くれて、有り難かったけれど、門戸厄神へ通うのは
今回で最後だったみたい。皆で打ち上げでもしようか
という話が出ていましたが、ぼくは記念品を頂きも
せず、寒風に吹かれて、ホームで阪急電車を待ち。

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語

健診森厳

11時から「大阪中央病院」にて、健康診断。
前日、「オオサカガーデンシティ」は散策した
ばかりなのですが、連日の訪問となりました。
予約から診察当日まで間が無かったために、
10時半頃には9階に上がって、問診票を記入。
深夜業健診とあって、採尿(尿蛋白/尿糖/
尿潜血)、聴打診、胸部X線、腹囲、心電図、
身体計測、視力、血圧の受診のみに留まり、
30分程度で終了です。Osaka Metro・谷町線に
東梅田から乗ると、大阪天満宮で下車。同宮の
石碑、歌碑・句碑等を見た後、霊符筋へ回って
歩を進めました。まだ利用していないカレー店の
位置を確かめ、「北辰ビル」(どうにか、記事に
まとめられる手応え)や「錦地蔵尊」に詣でて
帰宅しますと、腰を休めんと、夕刻までシエスタ。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき史跡カレー

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Author:ぽか
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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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