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堂島アバンザ

2022_11_19_毎日新聞大阪本社堂島社屋正面玄関跡 貞享・元禄年間、河村瑞賢によって河川改修が行われましたが、北新地の辺りを東西に流れていたのが蜆川、別名・曽根崎川となります。元櫻橋南詰の跡が残っていますね。
 「堂島」と言いますが、往時は実際、堂島川と蜆川に挟まれた島だった訳です。また、堂島薬師堂は古くから、一説によれば、推古天皇の時代から在ったとされ、「堂島」という地名の由来ともいわれています。
 平成12年(2000)3月に竣工している「堂島アバンザ」ですが、元は毎日新聞大阪本社(堂島社屋)が建っていました。ご覧のとおり、旧社屋の玄関がモニュメントとして現存します。大正11年(1922)、片岡建築事務所による設計で、施工は大林組。
 毎日新聞は、日本国内で最も歴史のある新聞とされ、大阪毎日新聞と東京日日新聞を源流としています。東京日日新聞の創刊が明治5年(1872)ですから、今年が創刊150年となるようです。
 毎日新聞大阪本社は平成4年(1992)12月14日、大阪毎日新聞時代から70年間使用してきた堂島を去り、西梅田へ移転しています。桜橋に在った産経新聞大阪本社も平成17年(2005)、浪速区湊町に移転していますが、梅田から中之島にかけての四つ橋筋は産経新聞社、毎日新聞社、朝日新聞社以外にも、多くの新聞社・放送局が建ち並び、現在も地方紙支社の入居しているビルを多々確認することが出来ます。
 戦後(1954)、毎日新聞大阪本社の南側に設立された毎日大阪会館は、北館に毎日文化ホール、南館に毎日ホールと大毎地下劇場がありました……街中で二番館・名画座を見かけなくなりましたねえ。

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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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