梅新西歩道橋(仮称)

『昭和の大阪 昭和20~50年』の
頁を繰っていたらば、調査中の物件
「梅新西歩道橋(仮称)」に行き当たり
ましたよ。Bravo! 地図等では確認に
至っていないので、ぼくなりの当座の
命名です。キャプションには、「梅新東
交差点に完成した歩道橋 昭和45年
7月」とあり、手前に現在の「梅新東
歩道橋」(平成10年竣工)の前身となる
歩道橋が写っています。北西角の
「国道ビル」には、「近畿相互銀行」が
入居。南西(上中央)に 「あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー」の前身である
「同和ビルヂング(同和火災海上)」が在り、その手前角には「関西相互銀行」が見えて
います。「同和火災海上」の前から、「梅田新道歩道橋」(リニューアルされているか
どうかは未確認)が架かっており、その奥に、もう1つの歩道橋が写っているのでした。
田辺聖子のエッセイで、その存在が推測されていた「梅田新道の西側歩道橋」です。
梅田新道交差点の南西角に建っていたという「梅田東映会館」の開館は、昭和34年
(1959)3月20日ですから、写っていそうなものですが、歩道橋を下りてすぐ(映画館の
北側)は駐車スペースのように空き地があって、映画館自体は「同和火災海上」の陰に
隠れているようです。他の個人ブログでも、「梅田東映会館」前の歩道橋は確認済み。
参考文献:写真―産経新聞社『昭和の大阪 昭和20~50年』(光村推古書院)
田辺聖子『大阪弁ちゃらんぽらん』(中公文庫)
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