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北辰橋

天満堀川に架かっていたといわれる
北辰橋_昭和44年(1969)8月12日
2022_12_13_北辰ビル_1
2022_12_13_北辰ビル_2

15橋(当座)について、これまで、8橋を
取り上げてきました。今回は「長江橋
と「夫婦橋」の間に架けられていたという
北辰(ほくたつ)」のお話です。よく読み
間違えられますが、重箱読みで正解。
阪神高速12号・守口線が開通した昭和
43年(1968)5月1日の時点で、天満
堀川も無くなったように受け取られがち
ですけれど、すぐに埋め立てられたという
こともなく。右上画像が、翌年8月12日
撮影された天満堀川になります……
「夫婦橋」の橋柱灯を少々弄った形状に
しか見えず、「夫婦橋」かなと思いきや、
阪神高速のカーブの具合や橋脚の配置
から鑑みるに、「北辰橋」ではないか、と
穿っています。ただ、あまりにも、「夫婦
橋」と似過ぎており、逡巡は止まず。
浪花百景」 “北妙けん堤” で有名な
北辰=北斗星・北極星を祀る能勢妙見
本尊を勧請した“妙見堂” (現在名は
正善院」)が近くに在ったことから、
橋名は付けられたのでしょう。橋も地名も
残っていないにせよ、橋(跡)の南詰
西側には、「北辰ビル」(大阪市北区
天神橋3丁目11−34)が建っています。
その3軒ばかり隣が 「正善院」(北区
天神橋3丁目11-3)という位置関係。

参考記事:関西大学 大阪都市遺産研究センター 所蔵・牧村史陽氏旧蔵写真データベース
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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