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みずのと

令和5年「初春文楽公演」を聴きに2023_01_03_国立文楽劇場
出掛けました。初日の第1部(11時~)
です。これまでにない熱気、華やかさに
当てられます。新型コロナウイルス陽性
反応で、豊竹希太夫、鶴澤清友、野澤
勝平らは休演。今年、良弁僧正1250年
御遠忌に因み、「良弁杉由来」志賀の
里の段、桜の宮物狂いの段、東大寺の
段、二月堂の段――が取り上げられ、
5年前の正月以来の生鑑賞となりました。
十二支「」の文字(兎の絵にも見えます)は、東大寺の橋村公英・別当の揮毫。
       ☆
見渡せば大江の岸の春霞 」と始まる「桜の宮」は、大阪市(ぼくの近所)の
「桜ノ宮(桜之宮/桜宮)」です。中世の大阪はかじったばかりなので、「大江」も
見当が付きます。加古千賀 & 豊澤團平コンビならば、「壺坂観音霊験記」の方が
好きかもしれません……冒頭の鷲より、終盤での観音出現が(現在のぼくには)
盛り上がるのです。光丸(=良弁)と渚の方の邂逅が30年ぶりというのは、ようやく
実感できつつあるのですけれども……ラストで良弁の科白「誠やそのかみ、釈尊の
父大王の亡骸は、自ら輿を舁
(か)き給ふ 」とあって、古典落語「抜け雀」のサゲが
腑に落ちました。(親の)棺桶を担いで運ぶ≒籠に舁くなので、逆縁になるということか。
ところで、「壺阪寺」は“西国三十三所観音巡礼” 第六番札所、江州志賀に建てられ、
仏の誓ひと母の恩、重きを以て」名付けられた「石山寺」は第十三番札所なのです。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽落語

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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