方違大観音

置いていないのですよ。質実剛健というか、無骨というか。
仏像のポスト・カードが無くて、困ったな……となる代わり、
仰天させられることに、秘仏も常時公開、撮影OKという
大サービスぶり。いや、近場にあったらば、多少の山道も
何のその、通いまくるよね。本尊「弥勒如来」を中心とした
立体曼荼羅から先に進みますと、“日本唯一 ここだけ
方違大観音”(左画像)の登場です。方違(かたちがえ)は
ともかく、それが仏像化されているというのは、確かに
唯一なんでしょうねえ。槇尾山の少し南に在る三国山
(紀伊/河内/和泉の国の接点)の別名が「一乗ヶ岳」。
一乗とは一仏乗。方違大観音にお参りすれば、全ての
衆生が仏の乗り物に乗せられて、良い方向に向かえる
そうです。「日本唯一 方違大観音」の文字の右に、「第五
正覚壇」と書き添えられているのは、どういう意味だろう。
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