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★ 2023年2月に読んだ本 ★

佐藤英夫『北野の萩の寺 円頓寺』(東方出版)……特に、これといった情報には
 恵まれませんでしたが、この手の出版物にしては、非常に読み応えがありましたよ。
谷知子=編『百人一首(全)』(角川ソフィア文庫)…読書会のテクストの副読本扱い。
直木三十五『大阪を歩く』(青空文庫)
板野博行『眠れないほどおもしろい百人一首』(三笠書房)
 ……2月「二人の読書会」のテクスト。百人一首本の中でも、最も俗っぽい部類。
澁澤龍彦『高丘親王航海記』(文春文庫)……没年(1987)に購入した単行本は、
 積んだままで古本屋に売った記憶。現在、読み返せば、いろいろと沁みてきます。
永田和宏『近代秀歌』(岩波新書)
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 1』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)……「大阪よみうり堂」にて、創刊号(MILES DAVIS)を購入。既に
 2~3号が発売されていた時期だったのに、第1号を手に取ったのが運の尽き。
永田和宏『現代秀歌』(岩波新書)
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 2』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)…第2号は、HERBIE HANCOCK。迷ってはいたのですけれど……。
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 3』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)……前号と併せて、「紀伊國屋書店」で第3号(SONNY ROLLINS)を
 購入。ムック本と言うか、CDに付いた大判のライナーノーツではありますが……
 また、約10年前にほぼ同内容でリリースされていた物のSHM-CD版ではあり。
 好きなミュージシャンであれば、アルバム単体で持っている盤も多くてねえ。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

2月末日

中津観測――。何か月ぶりかに中津まで足を運ぶ。
随分と久しぶりのような気がする。「中津センター
ビルディング
」西の空き地が、駐車場「サンパーク
中津
」(大阪市北区中津1-11-17)に替わる。
タワー・マンションを建てる予定が、周辺住民が
立ち退きに応じず、長期戦に切り替えたのかしら。
車道との連絡通路も南北に設けられ、徐々に切り
崩されていくのでしょう。猫はどこへ消えていく? 
豊崎神社」へ回り、「豊崎東公園(花の公園)」を
通り抜けて……暖かかったとはいえ、桜は未開花。
安藤物件”を眺めながら、JR京都線を東へ渡り。
       ☆
2023_02_28_市設南浜霊園 「市設南浜霊園」を覗くと、奥に引っ込められていた
 「道引地蔵尊」が元の場所に戻されていました。
 ただし、現時点で鞘堂は無し。豊崎鷺洲線を南へ渡って、
 中崎町を徘徊します。気になるカフェや料理店が目に
 飛び込んでくるとはいえ、入店するのはまた今度。
 「ヤマタツ」(大阪市北区中崎3-1−18)のコロッケを
 頬張りながら、天五中崎通商店街(おいでやす通り)を
 東進。JR天満駅界隈を散策していると、「天満松栄会館
 まで出張ってきている「堕天使かっきー」を発見しました。
 久方ぶりに“変態カレー”を賞味したかったけれども、
 間借りの店内に空きスペースは見えず、後から追っかけて
 こられましたが、一期一会ではあるから。静かにこっそり、
 食べていたいもの(カレーは静かに食むべかりけり)。
 火曜日を休業する店舗が多い中、「ゴーゴーホルモン亭
 のカウンター席で串焼きを摘まみ、焼酎をロックで呷るよ。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 建築仏像呑む

貝殻担ぎ

2023_02_24_阪神・大阪梅田 平成27年(2015)3月から実施されて
 いる、阪神・大阪梅田駅の改良工事は
 着々と進行中。令和3年(2021)10月
 30日から新1番線ホーム(左上画像)の
 供用が開始され、今年1月28日から
 新2番線ホーム(画像の左側に位置)も
 供用開始されていました。ホームの
 拡幅、可動式ホーム柵が整備される
 と同時に、施設全体が美装化?! 
       ☆
阪神・大阪梅田駅の改良は、来年春頃に完了を
2022_07_15_阪神・大阪梅田駅_1
2022_07_15_阪神・大阪梅田駅_2

予定。旧3番線ホームが廃止され、3~4番線の
間の乗降車ホームが拡幅。新2番線ホームは
北にずれて旧1番ホームの位置に移動しており、
拡幅された新1~2番線間の乗降車ホームや
新1番線は、今回の改良工事に際して、新たに
構築された地下構造物となりましょう。では、
その上で何が行われているかと言えば、――
大阪駅前地下道都市計画道路大阪駅前
1号線
)の拡幅整備工事(約220m、幅15m)な
訳ですよ。昨年2月25日に竣工した「大阪梅田
ツインタワーズ・サウス
」と軌を一にしての
工事だったと悟ります。櫛形ホームの頭端に
設置されていた大理石(?!)の彫刻(貝殻を担ぐ
子供像
=仮称)はどこへ消えたのでしょうか? 
昔は水盤としても利用されていたようですが、
ぼくが画像に収めた頃(昨夏)には、立て看板に
隠され、虐げられているようで、可哀想でした。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

大阪北郵便局

中山観音寄席」に出掛けた折、山門2023_02_25_大阪北郵便局
近くの「魚安」横に在る「サントリー」の
自動販売機で、缶紅茶(140円)を買い
求めたところ、商品が出てこない……
翌日(2月13日)、翌々日(14日)、
「お客様センター」に電話で問い合わせ。
その翌日(15日)、該当自販機の担当者
と直接話して、現金書留で返金される
ことになりました。当初、2月16日(木)
12時59分に配達されたようですが、ぼくは出勤しています。配達自体にも気付かず、
数日遅れで再配達依頼をかけました。しかし、郵便局の再配達の日時指定は、どれだけ
早くと希望しても、「午前中」しか選べない仕様。19日10時12分、20日11時00分、
21日10時53分、22日10時46分、23日10時43分……無駄足を踏んだ郵便配達夫も
気の毒ですが、9時前後に真っ先に訪問してくれるなど、機転は利かないものかしら? 
結局、「浪曲名人会」を聴きに行った帰り、梅田まで戻り、「大阪北郵便局」で直接
現金書留を引き取りました。140円。画像の右側は、安藤忠雄・発案の「希望の壁」。
新梅田シティ」の「新・里山(花野)」と「中自然の森」を設計した吉村元男が、
著作権侵害の訴訟を起こしたのが、十年前のことでしたか。うめきた2期地区(グラン
グリーン大阪
)の街開きが来年に迫る中、壁は確かに“壁”であったと実感させられ。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

曲師別嬪

2月25日(土)13時から、「国立文楽劇場」にて
年に一度の「浪曲名人会」を堪能しました。満席で
浪曲師もご機嫌に見え、最初から最後まで場内は
ピースフル。のっけから、京山幸乃が良かったです。
京山幸太はフットワークが軽い。春野恵子は外題が
合わないかな。原作は近松門左衛門『大経師昔暦』
松浦四郎若木村長門守堪忍袋」と、京山幸枝若
千人坊主」は、話の内容だけで沸かせてくれました。
五人力の茶坊主(=蠅坊主)、山添良寛の最期を思えば
泣けるし、1,000人目の正体が聖徳太子なんて最高! 
真山一郎の演歌と天中軒雲月の家康ネタは、どうも
性に合わないけれど、虹友美、沢村さくら、一風亭初月
と、別嬪な曲師に見惚れていれば、それで良いもの。
       ☆
京山幸乃・京山幸太「寛政力士伝より 雷電と八角」      
春野恵子「おさん茂兵衛」        
松浦四郎若「木村長門守堪忍袋」
 仲入
真山一郎「あゝヒロシマ」
天中軒雲月「徳川家康 人質から成長の巻」
京山幸枝若「千人坊主」

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 演劇仏像

招福寄席

あいにくの雨模様。ちょっと変則的なスケジュールでは
ありますが、2月24日(金)11時から、「北区ぶらぶら
2022
」第11回の「読売新聞大阪本社見学 ―新聞
づくりを学びます―
」が開催されました。ガイドらしい
ガイドも何も無く、「読売新聞大阪本社」まで引率する
だけの簡単なお仕事。本社内で90分の見学時間中、
することもなく、YさんとNさんに誘われて、鮮菜活粋
河野」(大阪市北区太融寺町1-7)でランチを頂きました。
P.S. 後に、御朱印帳を「読売新聞」に忘れてきたと知る……。
       ☆
夕刻、相方と合流し、阪神電車で西宮へ2023_02_24_西宮神社
移動します。餃子・唐揚げ「ギョッパ!
(庫県西宮市馬場町4−13)に入店し、
時間を潰します。19時から「西宮神社
社務所2階にて、戎座招福寄席」が
開演。笑福亭喬介が2席務めるという
定番スタイルです。前座が喬介の弟子、
笑福亭喬明狸賽」……続く喬介が
ネタ被りと思わせて「看板の一」。
なかなかの策士です。登場人物が続けて
出てくるのは良い趣向。ゲストの露の新幸
狼講釈」を熱演(以前、新治師匠で聴きました)。
中入りは無く、トリが喬介の「替わり目」でした。
急行での行き来を苦にしなければ、素敵な会場。

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語史跡

枠どられた風景

2023_02_21_マルタ・パン「枠どられた風景」 (承前) 兵庫県宝塚市の「宝来橋」の周辺には、興味を
 そそられる物件が散在しており、北詰の東側に設置されて
 いる市川悦也淼淼(びょうびょう)」(1993)にも足は止まり
 ますが、やはり北詰の袂に近いマルタ・パンの同年作品
 「枠どられた風景(左画像)に目を奪われてしまうことは
 否めません。橋自体のデザインも行っている訳ですから。
 開いた円い窓枠からは、橋のカーブ部分が目に入ります。
 南詰の東側には、「天然たんさん水 この下にあり 」と
 刻まれた石柱が建ち、西側では宝塚が「ウィルキンソン
 タンサン
」発祥の地であることを麗々しく謳っていました。
 また少し北側には、与謝野晶子の歌碑「武庫川の板の
 橋をばぬらすなり かじかの声も月の光も
」が建立
されています。宝塚歌劇の機関紙「歌劇」創刊号に掲載された「武庫川の夕べ」3首の
うちの一首でしょうか。昔の「宝来(蓬莱)橋」だったのか、別の橋だったかは追究せず。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術史跡短歌

宝来橋(宝塚)

名残惜しかったのかどうか、よくわからないまま、
2023_02_21_宝来橋_1
2023_02_21_宝来橋_2

丹波篠山市を離れました。JR福知山線に乗り、
篠山口から宝塚まで(中山寺まで乗り過ごしこそ
すれ)移動します。17時までマンホールカード
配布している「宝塚市立文化芸術センター」まで
足を運ぶのでした。ルートの確認も適当ながら、
武庫川沿いに東進。「手塚治虫記念館」の虹色
した窓とドーム屋根を目印に、文化芸術センターに
辿り着いた後は、“花のみち”を辿って駅へ戻り、
再び、「宝来橋」と相見えました。ハンガリー出身
フランス人彫刻家、Marta Pan(1923~2008)
のデザインした橋で、S字形であるばかりでなく、
北詰から南詰にかけて、上り坂になっています。
南詰の東側に宝塚温泉ホテル「若水」、西側に
「ナチュールスパ宝塚」、北詰の西側に「宝塚
ワシントンホテル」、東側に「ソリオ宝塚」……
etc. 立地状況だけでも興味深いところに、他に
紹介したい物件が盛り沢山。弱ったなあ(続く)。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

二階町の雪

2023_02_21_二階町 JR大阪駅を10時22分発の丹波路快速に
 乗り込みました。11時半過ぎ、篠山口に到着。
 藍本~草野の間辺り、雪が積もっている様子は
 窺えましたが、丹波篠山市内も雪模様です。
 11時45分発の「ウイング神姫」(神姫バス)に
 乗車。昨秋、「神姫グリーンバス」と「ウエスト
 神姫」の合併した新商号が「ウイング神姫」で
 あります。正午過ぎ、二階町に到着しました。
 先に、「丹波篠山百景館」で土産物を見繕い。
13時に予約していた「ぼたん亭」(兵庫県丹波篠山市二階町58-8)を訪問します。
平成28年(2016)から毎年、牡丹鍋を賞味させていただいている名店です。今年は
女将の顔が見えませんでしたが、特上ロース肉ぼたん鍋(税別8,700円)を頂き、
鳳鳴」を熱燗で呑むのでした。上カルビなどを追加しましたか。食後にバス停へ
向かう頃、猛烈に吹雪いてきまして、行きのバスでも乗り合わせたオーストラリア人
2人連れらと笑い合うしかなかった次第。旅先での降雪に対しては、心に余裕有り。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : 呑む

みどり in 大阪城

JR大阪環状線・森ノ宮駅から行くのであれば、「大阪城2023_02_17_清水多嘉示「みどりのリズム」
公園」南東角から噴水エリアに入って、環状線に近い側の
遊歩道を北上して行きましょう。左手に「市民の森」~
記念樹の森」が広がっています。その「記念樹の森」
中央に設置されているのが、清水多嘉示(1897~1981)
みどりのリズム」でした。御堂筋彫刻ストリート
和歌山市役所 に続いて、3点目を確認できたことに
なります。説明板に「作者 日本芸術会員 清水多嘉示 
寄贈 株式会社 大和銀行 1969年5月」と刻まれて
いました。昭和44年(1969)5月24日、(現・公園内の)
杉山地区に森林公園が完成し、「市民の森」、「記念樹の
森」、「太陽の広場」と名付けられたのです。大阪大空襲で
壊滅的な被害を受けていましたが、戦後の復興計画は
予算難により、昭和27年(1952)からようやく整地作業を
開始。公園整備と樹木の植栽が完了したのは17年後、
日本万国博覧会(大阪万博)開催の前年まで待った訳です。
ともあれ、みどり(?!)は屋内より、屋外の方が生き生きとして。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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